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二十一話 圧倒的な力

最近、身の回りのことが片付いたので、これからは一週間投稿の日にちの間隔が短くなるかもしれませんf^_^;

「どこから説明したらいいでしょうか?」



「どこからっていうか、断罪の雷がどういう力なのかと何故ガリアの兵士だけが消えたのかを教えてほしいかな」





「消えた理由は蒸発したみたいなもんですよ」










「まず断罪の雷は太陽の光なんですよ、それで太陽光を魔法で集約させて、敵に浴びせるんです、浴びた敵は圧倒的な熱量によって消えてしまう、これがガリアの兵士が消えた理由です」








「すごいな太陽の光を操れるまでになると」




自分達がいた世界ではせいぜい太陽光の熱で発電する程度、太陽光が兵器になるなんて考えたことない6人達にとっては、想像できないものだった




「じゃあ何でガリアの兵士だけが消えたんだ」








「ああ、それはマーキングですよ」





「マーキング!?」


その時、6人の頭に浮かんだのは皆同じで犬と電柱だった。




「えーとマーキングって言うのは言わば標的選択で、マーキングをしてない人を攻撃するように設定されてるんですよ」



「・・・・意味が分からん蒼士噛み砕いて説明してくれ」




秀から説明を頼まれた蒼士は一呼吸おいて話始める。






「つまりレーガルに住む人達はマーキングを受けてるんだ、ここからは推測だけど、おそらくマーキングは認証システムが認証するのに使われてもいるんだろう」


蒼士が説明し終わり、ラニアが驚いているのを見ると、蒼士が推測で言った認証システムのこともあっているということだろう。




蒼士の説明で秀が聞きたかったことを全て説明し終わると、自然と解散の空気になり、6人はそれぞれの場所へと戻って行った










その日の夜、激動の1日の今日を振りかえって秀は一人テラスで考えていた。








「はあー断罪の雷か」










(あんなのが有るんなら別に何もしなくても大丈夫だろうな・・・今さら特訓なんかしても・・・・・)




今日に見た初めて見た巨大な力を見て、本来の特訓の目標を忘れさせる程の威力だった。





「・・・・・はあ」





断罪の雷を見て改めて自分の無力さを知った、連と新藤を助けたかもしれないが

その後は宿屋に戻って隠れてただけで、結局自己満足に終わった自分が悔しくて仕方なかった。










(・・・もう寝よう)




部屋に戻ろうとして、テラスの柵から身を退こうとしたときに何気なく見ると

下には何となく見覚えがあるような人が一人歩いていた




(どっかで見たような・・・誰だろう?)




その時に雲に隠れてた月が出て、月明かりのおかげでその歩いていた人を見た瞬間、秀はテラスを飛びだしていた。




「嘘だろ・・・・・なんでアイツがここに・・・・」









(何で・・・何で凛が)










宿屋から出た秀は急いで先ほど見た人を探したが、もう秀が見た人はどこにもいなかった。




「・・・凛」



一つ深いため息をついた秀は何の明かりかは知らないが、明るく照らされているレーガル城を見て、思い出した言葉があった。









「力は使い方しだいで暴力に変わるけど、正反対の力にも変わる」







そう呟いた秀はその場で目を瞑りその言葉を教えてくれた頃を思い起こしていた。






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