表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/142

十三話 特訓開始?

「・・・はい?」



「だから、その木刀でワシに一撃でもいれたら合格だと言っているだ」



「いや、合格とか不合格とかの問題じゃないですよ」



シリルも木刀を持っているが、老人相手にこちらも同じく木刀で殴りかかるのはどうも否めない




「そっちが来ないなら、こちらから行くぞ」






「ちょ、ちょっと待ってシリルさん話をっ・・・がはっ」




突進してきたシリルは木刀を秀の腹に躊躇なく勢いよく突いた。




「まじ・・・かよ」



「中途半端な気持ちでくるからだ、ワシを殺すつもりでこい」



「・・・・なら、遠慮なく行かしてもらいます」


秀は力強く地を蹴りシリルに向かって走り出した・・・・




その時のシリルの目はよく覚えていた、いつものような優しい目ではなく、目の前の獲物を狩ろうとする目であった・・・










~風呂場~




「つっ、いてて、朝より多くなっちまったなキズが」



結局あの後、シリルに一撃もいれることは出来ずに今日の特訓は終わり、疲れを癒すために一人で静かな風呂に浸かっていた、奴が来るまでは




「な、お前もう大丈夫なのかよ」



「あっ、将軍お疲れ様」



「だから、将軍じゃなくて隊長だ」



「ははは、冗談ですよ」



「どうして、またこんな時間に風呂にいるんだ?」









今日から始めた特訓を話すかどうか迷ったが、話さなければ、また沈黙が続きそうだったので、ラウルには話すことにした。




「はあ、まじかよ!あのじいさんまたやってんのかよ」



「えっ、また?」



「・・・実はな、俺を特訓してくれたのはあのじいさんなんだよ」



「えええぇぇーー!」



「バカ、うるさいな耳元で叫ぶな!・・・で、どうだった入ったか攻撃は」



「全然ですよ、打っても打っても、かわして攻撃を逆に打たれるか防がれての繰り返しですよ」



「そうか、そうかでも気を揉むなよ、俺だって最初はそうだったからな」



「そうなんですか、とりあえず頑張ります、じゃあ俺は先に上がります」





部屋に着き、ベッドに入ると、相当疲れが溜まっていたらしく、すぐに眠りについた。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ