十八話 後の衝撃
スネイクが消えた後、俺は連とギルドメンバーと話をしていた。
題目は突然襲撃してきたスネイクのこと
スネイクという男はギルドメンバーも知らないらしい
俺にアクセスをしにきたというよくわからない理由
何を決めるにもしても、判断材料が少なすぎるため、俺達は結局は何も決まらなかった。
いつも通りの日常をただたんにおくるということだった。
〜それから時は過ぎ〜
晩御飯を食べ終わった俺達は、各自の部屋に戻って休憩していた。
昼間に話していたスネイクのことなど忘れて
これから、起こることなど知らずに………
そして深夜
いつもながら眠れずにいた俺はぼーっとしていた。
「はぁ〜」
この世界また戦うことになるとはな
昨日も戦えば、また今日も戦った……
(今日も眠れねぇな……)
ドタ……
(ん?今ドアが……侵入者か!!)
ベッドから起きた俺は、木刀を持って部屋を静かに出る
部屋を出ると、前にはアスタとセシリアさんがいて、二人も気配に感ずいたようだ
「おっ、浅村」
「あら、起きたのね」
「ええ、まあ……っとそんなことより侵入者ですかね?」
「そうだな、間違いなく誰か侵入してきるだろうな、そして奴さんは」
親指を立ててビッと二回、リビングの方を指した。
リビングには灯りがついていて、間違いなく、誰かがいることを証明していた。
「せーので俺が開けるから、浅村が一気に入って速やかに侵入者を捕まえる、いいか?」
「大丈夫です、問題ないです」
「いくぞ………せーの!!」
バタン!!
「韋駄天!!」
ガツ!
「あっ……」
一気に部屋に突入した俺だが、目の前の机に足を引っ掛け、そのまま壁にぶちあたった。
「…………はっ!!侵入者は………あれ?」
辺りを見渡した俺だが、侵入者らしき者は見当たらない
「動かないで……」
頭にボウガンが突きつけられていた
精一杯横目で横を見るとそこには失踪したマスターが横に立っていた。
「な、何で……あなたが」
「お願い騒がないで、騒ぐとこの子は顔に矢が刺さります」
「わかったわ、言う通りにするから、落ち着いて」
マスターを制止するセシリアさんだが、マスターは今だ気をゆるしていない
それが一番近くにいる俺がわかる
「…………私の要求は一つ、この子を………頼み……」
「お、おい、あんた!」
いきなり倒れたマスターを急いで支え、床に倒れないようにする
そして倒れたマスターの背中にはボロボロになった何かの布で膨らみのある何かが包まれていた。
(何だこりゃ?)
俺はそおっとその包みを摘み、ゆっくりと剥がした。
「っ!!!!」
俺はその時、次の言葉がなかなか出てこなかった
ボロボロの布にくるまれてる剥がした時、この世界での運命は大きく動き始めたのだ
まさかその包みの中が…………
「凛………」
だったとは知るはずもなく、そしてそれが新しき出会いと、悲しい真実を知ることとなる