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十六話 回想後……

私には二年前にそんな過去がありました。


私はそれから学校ったいに浅村君を知り、彼の志望校が北合高校だと知り、私は北合高校にめでたく入学したのです。


浅村君とは入学式であったんですが、残念ながら浅村君は私のことを忘れていて、まったく気づきませんでした。


しかし、私はあの日のことを言おうとはしませんでした。


何故ですかって?


そんなの決まってます。


二年前のあの日から浅村君は私にとっての運命の人なんですから。


運命の人には気づいてほしいんです。


だから私は浅村君に言うことはありませんし、これからも言うことはないでしょう。










私は二年前から浅村君を思っていたんです。



だからでしょうか、私は浅村君から発せられた凛さんという名前がチクリと刺さったのわ



何にしろ、私のこの気持ちは変わらないのです。




そしてこれからも変わることはないでしょう。




おっとっと回想はここまでにしておきましょう。










「…………」


二年前のことを思い出した私は、なかなか言葉がでない。


「どうした西脇?大丈夫か?」


浅村君が心配するが、私はそれでも次の行動に移せない


「西脇ー?おーい」


「……………」


なかなか行動に移せない私を何度も何度も呼び掛ける浅村君


目の前で手を振ったりしてくれるが、私はそれにも反応しない


「……………」



「…………西脇!!」


「ふえっ?」


ドォン!!


轟音が鳴り響く


いきなり浅村君に抱き寄せられると、次の瞬間2、3メートル移動していた。


私がいた所は土煙が舞い上がっていた。


「正体表しやがれ!!」


パッと手を振り払うと、風が吹き、土煙を吹き飛ばした。


土煙を吹き飛ばすと、凄く大きく、湾曲した剣が突き刺さっていました。


そして剣の持つ所に大人の男の人が立っていました。


黒髪の短髪で、全ての髪をさか上げている。


そしてその人はとても低い声で言いました。


「よく避けたな……」


「自分でも思うよ、夢叶えるための旅を続けてたら、なるようにはなるな」



この状況で、よくこうも喋れますね


「西脇、お前は戻って皆に安全な所に避難させてくれ、後ギルドの皆と連に応援頼んだぜ」


「えっ、ちょっと浅村君!!」


そう言って浅村君は、いつも通り物質憑依をして、敵へと走っていった。







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