森を出るまで・2
起きてから、自分のことについて軽く調べた。んで結果は…
「女性みたいなんじゃなくて……まじで女になっていたとは……」
そう女性へと肉体が変化してしまったのだ。いやあ分かった時は驚いて……落ち込んだなぁ。別に性別変えたいとは思ってなかったのに。
その後調べたところ、性別を変えられるだと知った。そして今は男になっており、容姿について泉で確認中だ。
「前世の面影を思わす顔立ちだな」
前世と顔立ちや髪型は一緒。違うのは髪の色に瞳の色、肌くらいか。綺麗でクセっ毛がない金髪に緑混じりの碧眼。
自分の見た目が中身と合ってねぇな。まあそれよりも服が合わないな。
そう思っているといきなり何かが俺の頭に落ちてきて、驚きながらも確認するとそれは服だった。
あまりにもちょうどいいタイミングだったが、声に出してないよなと思いながら鑑定をかけた。
ネメアの獅子の皮衣〈上〉
ネメアの獅子の皮衣〈下〉
ん?
待てよ…待てよ……はああああああ
ネメアの獅子って嘘だろ、前世の記憶通りだとギリシャ神話に出てきた獅子だろ。いやまて、ギリシャ神話では鎧兜のはずだが。もっと調べてみよう。
説明:とある獅子の毛皮より作られた服。おそらくこの世界でトップクラスの硬度を誇る。本来であれば鎧兜だが所有者の要望に応じて変わった。《英雄の証》にて現れた。
この場合は俺の要望でだよな。と言うか最後にとんでもない事放り込んできたな。《英雄の証》からなのかよ。というか生み出されたじゃね。まあ調べれば分かるか。
◇
うん、チートだわこれ。
鑑定してみるとやばいのが大量に出てきた。あんま出さんとこ、マジで。それに他にもやばいのが大量に出てきたしな。
《全属性魔法》に魔力の操作とかも含まれているみたいだし、歩きながら魔法の修行するか。まあ前世の記憶通りの異世界小説やら漫画であっている異世界であれば順調にいくか。
その後は服を着て魔力操作の修行をしながら森の出口に向けて歩き始めた。
次話はスキル解説に行きましょう。
まあ軽くですがね。




