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いつの間にか伝説の剣を持っていました

 世界が激変した、そう言っても過言ではないほどの衝撃が世界を覆った。


 揺れているのではなく、そのくらいの衝撃があったのだ。


 そして激変した当の場では、木々が避けている約半径500メートルほどの空間で、赤や青、緑など様々な色を纏った黄金の光の奔流が空高く輝き伸びていた。


 その光の中心にある剣は眩しいくらいに光っていた。


 その剣を抜いた張本人であるジンは、自分に起きている変化に気ずかず魔族の方に身体を向けた。


 そして魔族に剣先を向け、


「追われるのはここまでだ。次は俺のターンだ」


「くっ!」


 そして、ジンと魔族の戦闘が始まった。



 ◇



 視点:ジン


「調子に乗るなよッ、人間風情がぁ!」


 ()の挑発にまんまと引っかがったな、アイツ。


 俺は迫りくる魔族の背丈に合わない巨爪を大剣と見間違うほどの長剣で防いだ。


 そして巨爪を弾き、踊るように体を回転させ長剣を魔族の胴体へ切り込み、魔族は体を精一杯空中でねじりこんで避けた。


 そして地面に着地しようとするも、俺のさらに回転して放った剣撃をもろに食らい、勢い良く吹き飛んだ。


「ぐはッ!」


 木にぶつかったと思えば木々をどんどんと折っていき、三本ぐらい折ったところで地面に落ちた。


「おぉ~、よく飛んだなぁ~」


 そう言って魔族の方を眺めていると、魔族が羽を生やしこちらを恨めしい目で睨んでから、よろめきながらも遠くへ飛んでった。


 俺は嘆息してから、自分の異変に気が付いた。そしてスキルを確認しようと、自身に鑑定を発動させた。



 ジン・バルレット


 スキル

 《怪力・英》《心眼・英》《鑑定・皇》《身体強化・皇》《契約術・王》《錬金術・王》《全属性魔法》


 ユニークスキル

 《英雄の証》《代償の命》《英雄武術》《鋼の肉体》《究極再生》


 称号

 《継承者》《勇者の友》《目覚めし者》



 なんじゃこりゃぁぁぁっっ!!


 嘘だろッ、この前まで《身体強化・初》までしか無かったのにっ。


 ちなみにスキルのランクは下から、

 初~冒険者ランクG~Eがよく持っている

 中~冒険者ランクⅮ~Cがよく持っている

 高~冒険者ランクBがよく持っている

 超~冒険者ランクAがよく持っている

 極~冒険者ランクSがよく持っている

 王~国家最大戦力クラス

 皇~勇者レベル

 英~英雄レベル

 神または禍~神レベルまたは厄災レベル

 となっている。ランク一つ一つがかけ離れた強さで、王ランク以上だと国で重宝される。これだと、俺のヤバさが良く分かると言うものだ。


 ランク無しはエクストラスキルと呼ばれていて、使用者によってランクが変化する。


 ユニークスキルは、継承型や固有型とさまざまな形のものがあるが、総じて皇ランク以上とされている。


 そして剣に鑑定してみるとどうなるのか興味がわき、鑑定してみると、



 伝承剣 マテミアドワーズ



 は……?


 って、ええええええええええええっっっ!!!


 ま、まさか……っ!


「で、伝説の……剣……?」


 まさかの伝説の剣でした……





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