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俺は俺なりに生きていく。  作者: 鉛ネコ
2/3

新しい生活へ

2話目投下します。

意識がどんどん戻っていく。意識が、鮮明になっていく。

「おい、タイチや、どうしたんじゃ?」


「ん?なんでもないよ。師匠。」


俺はその時、不意に答えることが出来た。


その瞬間に今までのことが瞬時に頭の中によぎり、それを全て理解出来た。あの日、裏切られたことも、この世に生まれ、何故か自分の名前だけ覚えていて、それ以外忘れていたことも。


そして、何よりこの強すぎる師匠に拾われたことも。


「おい、タイチや、お前ワシより多分強いんじゃから学校に行ってみるか? あそこは強いやつもおるし、何より社会勉強になるぞ。いつまでも山で老ぼれと2人というのもつまらんじゃろ。」





俺はこの世界に生まれてから、この師匠に拾われた。名前以外何も覚えてない俺を今まで世話してくれた。17年間俺を育ててくれた。そして、自分の身を守るためのイロハを教えてくれた。命の恩人と言っても過言ではない。本当に感謝しているんだ。


それに、学校にも行ってみたいし、久しぶりだなぁどんな感じなんだろう。



「でも師匠、お金は?結構お金かかるでしょ?」


「お前、オボロギにある国立オボロギ魔法学校なら、そこの学園長にワシが頼み込んだら金などいらんわい。」


「え?それってつまりコn…」


「そうじゃが?まあ、あいつとワシの中じゃ、そこは気にしなくていいじゃろ。」


「お、おう… 分かったよ師匠。俺、学校に行ってみる!」


「青春するんじゃぞ?」


「わかったよ、青春してくる!」


「そうと決まれば、これを持ってゆけ。」

そう言って渡されたのは、少量のお金が入った袋と、今にも燃え上がりそうなくらい紅い宝石が装飾された指輪だった。


「これは?」


「まあ、お守りみたいなものじゃ、肌身離さず持っていろ。」


俺は、その指輪を付け早速、目的地であるオボロギ魔法大学を目指し、旅立った。














腹減った、ものすごく腹減った。そういや、師匠から食糧を貰うの忘れていた。


今、俺は森の中にいる。道路も整理されていない様なけもの道だ。

学校があるオボロギまでの道は分かるのだが距離が遠い。まだ、街にも入ってないから、もちろんギルドカードもないので、自分でも自分の強さが分からない。


そして、あくびをしたその瞬間、後方からなにか気配がした。

よし、声をかけてみよう。


「そんな所で、一体何をしてるんだ?」


「よくお分かりになりましたね。一応、私隠密に長けてるんですが。」


木の影から出てきたのは、どこかの貴族の執事らしき老人だった。


「いや、それにしてもなぜあなたのような子供がここに?この方角だと、オボロギにゆくのですか?」


「そうだ。」

それにしても、多分このおじいさん強いな。なんかもう、オーラが出てる。


「しかし、あまり深いことは聞かないでおきましょう。私は、レクリア家に仕える執事です。いやはや、お嬢様のために最短ルートを探していたところ、あなたを見かけたので少しあとを付けさせてもらいました。あなたもかなりの実力者でいらっしゃるようで。」


「そうか、じゃあまたどこかで会うかもしれないな。」


「そうかもしれませんね。では、お嬢様が待っていらっしゃるので、私はこれで。」


「ほんじゃあな。さいなら。」


強そうなおじいさんと別れて、しばらく歩いていると街が見えてきた。


「これからどんな冒険が始まるか。ワクワクするな。よし、気合い入れてこ!」




小説書くのすごく難しいです…。

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