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夢幻の想い出  作者: ケンブリリッチ大学
3/3

【二話】エンバリュー・コージ

「俺の名はエンバリュー・コージ! 体の方は大丈夫かぁ?

森のなかで倒れていたけどよぉ?」


そう名乗る彼はとてもがっちりした体だ

一体何者だろうか いや、そんなことは関係ない

エンバリューコージ、日本人なのだろうか?


「ああ…大丈夫です。 ここは一体どこですか?」


「ここはサイタマケンの端っこの方さ、カミサトマチってところさ」


ここで俺は考える。埼玉県の上里町 聞いたことはあるが、なぜそんなところにいるのか


「なぁ…お前も記憶 ないのか…?」


「え? ある…けどなんでそんなことを?」

コージは目を見開き驚いて聞く

「あるのか!? 話を聞かせてくれ!」

尊の中に疑問符が生まれる

「記憶があることに驚くってことは…記憶、ないんですか?」


「あぁ…、ここの世界にいる人間は自分のことを忘れている。

覚えているのは自分の名前、一般常識、力の使い方とか、持ってる人は車の運転の仕方とか、そういうのは覚えている」

力? よくわからないが後で聞くとする

「だけど自分のことはなにも覚えていない、どこで生まれたとか友人は居たのとかそういう類のことは全くだ…」


「…その前に外の景色を見て来ていいですか?」

コージは少し考え答える

「あぁ 少し外に出るか… おーい!」

彼の声に呼ばれ足音がこちらに近づく

「なに? あっ!君起きたんだ!」

二十歳前後の女性が心配して話かける

「大丈夫だった?森のなかで倒れてて…ビックリしたよ」


「はい、大丈夫です。心配をおかけしてすみませんでした」

彼女は別に平気!と言いたげな笑顔を振りまく。それに満足したのかコージは話しかける

「タケルって言うんだよ。ちょっと外に出たいって言うから行ってくるよ」

「じゃあ私も行こっかなぁ?」

ニコニコしながら聞く

「でも足ヘーキか?」

コージは左足を気にする

「ヘーキヘーキ! なんとかなるよ」

コージは嬉しそうに答える

「じゃあ行くか!」


外に出た時

そこは正に日本だった



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