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神鳥使いと呼ばれた男  作者: TUN
第七章 悠久の想い ~忘れられた者への鎮魂歌~
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437話 必需品

 ◇◇◇




「――ふむ、誰もいないようですねぇ。皆さん、今の内に出ちゃいましょう」


 アイズさんを先頭に歩き始めてからかなり時間が経過した。自分達が今どこを歩いているのかイマイチ感覚として掴めずじまいだったが、ようやくその終わりが見えた様だ。

 ただの石壁に見えた箇所の小さな覗き穴から外を確認したアイズさんは、その壁を少し横にズラして人一人が通れる隙間を作ると俺らへ出るように促した。


「外だ……」


 外へと躍り出ると纏わりつく湿気から乾いた空気に変わったのを感じ、ただの空気が清涼に思えてくる。

 目に入る日差しも刺激がかなり強く感じられ、長い間眠っていたようでさえある。


 炭鉱夫とか切削系の仕事してる人って、穴蔵から出る時こんな感じなのかな?

 なんか生き返った気分になるわ。


「ここは……?」

「よいしょっと……。ここは皆さんが寝泊りしてる商業区域ですねぇ。地図だと丁度この辺になります」


 隙間をサッと戻した後、アイズさんは地下通路の地図に指を指して現在位置を教えてくれる。


 あの会議をした草原から、俺らは今セルベルティアの街まで戻ってきた。流れる水路が鉄格子で封鎖された行き止まりの場所。俺らのいる場所よりも座標高めな周りの風景から察するに、多分俺達が寝泊りしている宿はかなり近そうだった。


「ここを真っすぐ進むと興行区域の境目に出れます。そこからなら宿には戻りやすいと思いますよ」

「あ、分かりました」


 アイズさんが緩やかにカーブした水路の伸びる先を指差す。


 本当に街のどこにでも繋がってるんだな……。これは使えたら便利すぎるかもしれない。


「予想だとずっと使われてないって聞いてたからもっと汚いかと思いましたけど……そうでもありませんでしたね? 道にゴミ一つありませんでしたし」


 帰りがてら例の地下水路を利用してみたが、東の草原からここに到達するまでの道のりは不快的な意味で警戒していたつもりだった。しかし、その心配は杞憂であったらしく足元に特に注意を払っても大した意味はなかった。

 害虫等が地下で蔓延しているということもなく、あるのは精々埃くらい。一度見渡せる限りの水路を全て照らしてみたが本当に何もないのでその時は呆けてしまう程だった。

 水路も決して匂わないわけではないが無理と思う程に臭うわけでもなかったし、こんなものかと思えばその程度の範疇である。


 ……今更なんだけど、正直ここに居を構えているのはガチで当たり物件なんじゃないかと思わないでもなかったりする。

 だって地上よりもめっちゃ手入れ行き届いてるんですもの。外出も門で足止め食らわないし……ええやん。


「最初は酷かったんですよ? 通路は害虫だらけでしたし蜘蛛の巣もあちこち張られてたんですから」

「まぁ……それが普通ですよね」


 いつ頃から放置されてたか分からないもんな。

 推定何百年くらいなんだろ? それにしちゃ随分と綻びがなかったけど……。


「足元は何かの体液か知りませんがよく分からない粘液に塗れてたりで滑るし、袋小路の一角には巨大化してモンスター化したネズミまで巣食ってたくらいです」

「え゛……」


 なにそれ。最早モンスターの巣じゃないですか。よくそんな場所に居を構える気になったなオイ。

 ちょっと気になったから言ってみただけなのに、なんかとんでもないこと聞いたみたいになっちゃってんですけど。


「勿論ネズミ含め全部掃除しましたけどね。水漏れとかも改修しましたし、マッピングしながらだったので一年くらいかかりましたねぇ」

「最早清掃員。よくやりましたね……」

「そりゃ放置してたら安心して寝れないじゃないですか。当然でしょう?」

「何が当然なのか俺には理解しかねますよ……」


 この広大な地下をたった一人で掃除とか……アンタ頭おかしいだろ。勿論褒め言葉ですけども。

 無意識にかなり大規模な慈善事業してんじゃねぇか。しかも駆除まで兼ねるとか最早職業がハンターだよ。

 なんでその精神を他で活かさなかったのか……これが分からない。




「――じゃあ俺らはここで」

「ええ。ではまた明日同じ場所でお会いしましょう。アスカさんはちょっとだけお借りしますねぇ」


 アイズさんの人知れず行っていた善行の発覚に驚きがまだ収まらないでいると、決めていた一旦アスカさんとアイズさんの二人と別行動を取る時間が迫ってきたようだ。

 再び閉めた水路の入口を少しだけ開けると、アイズさんとアスカさんの二人はまた暗い中へと入っていきながらそう言った。


「よろしくお願いしますね、アスカさん」

「ああ、任せてくれ。夜には戻るよ」


 簡単なやり取りの末、入り口が閉じられた。もう何の変哲もないただの壁に成り果てた行き止まり、俺とセシリィは背を向けてその場から取りあえず離れることにする。

 流石にこんな場所でたむろしていたら不自然に思われかねない。


「アスカさん大丈夫かな?」

「大丈夫だろ。それにアスカさんも自分にしかできない役割があるって気分になっただろうし、少しは気が晴れるかもしれない」


 歩く傍らでセシリィが少し心配した様子でそう言った。だから俺は安心させるためにキッパリと平気だと言っておく。


「うん……。アスカさんすごい真面目な人だもんね」

「全くな。そういう人に何もしないでジッとしてろってのはキツイしな……」


『英雄』一行が戻ってきている事実が発覚し、時間が限られる以上は自分にできることをそれぞれやるべきだ。

 地下の把握は俺ではなくアスカさんだったというだけのこと。適材適所である。


「本当は俺も行きたかったんだけど、迂闊に地下すら歩き回れないんじゃなぁ……。昨日下手に動き回らなくて良かったよ。下手すりゃ今頃街で息を潜めてなきゃいけなかったかもしれないし」

「うん。なんていうか……気が付かず危ないことしてたよね」


 昨日街の探索をしていたことを思い出し、それが如何に危険なことであったのかをセシリィと苦笑し合う。


 ぶっちゃけ笑いごとじゃないくらい危なかったのは本当のことだ。これはアスカさんに地下の把握を委任したのと関係している。

 計画当日に地下を使うのが専らアスカさんであるためで、俺は草原には地上から向かうつもりなので地下を把握しておく必要があまりないということもあるが、問題はそこではない。

 さっき草原で身体データの収集をしていた際、アイズさんは俺の持つ魔力についても記録を取ろうとしていたらしい。

 しかしどうやら俺の数値だと城の周囲に張られている結界には近づくだけで危うい可能性が出てきてしまったらしく、どうにも通常触れたら反応するところが近づくだけで接触と同じ反応をしかねないのだそうだ。


 数値の結果? んなもん測定不可でしたよ。

 俺は何もしてないけど、測定する魔道具の回路が壊れて修理する必要があるくらいだったみたいです。

 意図的な測定ではない限り問題ないそうだが無意識に溢れる魔力が他の人と比べ物にならないそうなので、あまり魔道具のある工房とかには近づくなと言われたのはなんかショックだった。


 これ、セシリィに影響とか出てたりしないよな……? いっつも一緒にいるけど。


「ん、どうかしたの?」

「いや、別に……」


 俺の視線に気が付いたセシリィがそう言う姿を見て、現状では分からなそうであったと思うしかなくなった。

 見たところ何も変わってなさそうだし、セシリィの精神に変化も見られない。そもそも繊細な魔道具でもないのだから全部一緒に考えるのもおかしいかもしれない。


「で、どうすっか? 俺らも今日はもうフリーだ。セシリィはどうしたい?」


 ちょっとした杞憂は忘れ、俺らの今日の予定を考えることに決めようと気持ちをシフトする。

 時間がないと言っても、できることも今の俺らにはなかったりする。アイズさんが計画実行の段取りを整えるまでの間は動くに動けない。……アイズさんが疑われぬようアリバイ工作する準備のこともある。


 ならせめてその自由な時間は元々予定していたセシリィのために使ってあげたい。


 セシリィは少し考える素振りを見せると、おずおずと口を開くのだった。


「……昨日見てない区域を見てみたい、かな」


 あら? てっきりまた我慢して何も言わないかと思ったのに違ったな。

 これは嬉しい誤算ですわ。


「となると……あんまり城の周りには近づけないな。それでも平気?」

「いいよ。それは仕方ないもんね」


 折角のセシリィの要求だ。俺も制限付きにはなってしまうが即答すると、セシリィが頷いた。


 やっぱり新しい場所は見て回りたいようだった。スーラの時も、昨日セルベルティアに来た時もそうだったが、色んなものにセシリィは感心を示している。

 目に見る全てが新しいような、小さな世界から広い世界へ……より取り見取りの今が刺激的に思えているのだろう。それはまだ覚めやまない。


「色んなところ回るならさ、何か欲しいものとかある? この街なら何でも揃ってそうだけど……」


 中央通りにあった露店には昨日買い食いで立ち寄った。でも色々見て回るなら服とか道具とかを専門に扱う店にも顔を出してみてもいい。

 丁度セシリィの服装もどうにかできないかと考えていたし、その方法を探るのも兼ねたいところである。


 半ば俺の欲求をそのまま口にした形になってしまった感が否めないが、セシリィはさて……?


「何でも……。ならちょっとお願いしてもいい?」

「お? 何かあるんだ? 言ってみそ」


 ほほぉ……今日はセシリィ積極的だなぁ。

 ええぞええぞ、もっと俺に甘やかせろ。


 今日のセシリィはいつもと一味違ったらしい。俺の予想を超えて一歩前へと踏み込んだ発言の連続に驚かされるくらいだった。


「雑貨屋? さんと、薬屋さんがあるなら行ってみたいかも……」

「雑貨屋に薬屋か……。ちなみに何故に?」

「そういうお店があるって話では聞いてたことあるんだけど、実際に行ったことなんてないから……。私達って基本自分達でなんでも作ったりしなきゃいけなかったから、そういうのを専門で作ってる人がいるなら興味があって」

「……」


 すまん、少しでもお子ちゃまみたいな想像をした俺を誰か殴ってくれ。お薬でお医者さんごっこすりゅの~とか思ったなんて言えねぇ……。

 すげぇまともな回答に俺はどうしたらええの? セシリィの精神年齢の高さには相変わらず度肝抜かれるわ。


 言われてみればセシリィ達天使は自分達以外との関わりを持てなかったからそうだよな。集落の中では協力しあって生きていくしかできなかっただろうし、蓄えた全ての知識を共有して生き延びて来ただろうからな。

 集落の全員にある程度(相当)の能力が備わっていたのはセシリィを見れば頷ける。


「ちゃんとした裁縫道具とかあれば服は長持ちするし、調合に適した道具があれば製薬も精度の高い物ができると思うんだ。傷薬ももっといいの作れるかもしれないでしょ?」


 ハイ、いつもセシリィの気遣いにはお世話になってます。お陰様で綻びが一日として持続しない服を毎日着させてもらっております。


「確かに……折角セシリィが色々できるんだから道具の充実はしておいた方がいいか」


 裁縫道具はすぐに揃えよう。必要なら一式全部最高品質のものを揃えても構わない。

 あと製薬に関してはなんていうの? あのすり鉢で胡麻を擦る棒みたいなやつとか、手でコロコロして擦り潰すやつとかも。


「――でも傷薬は必要か? 俺魔法使えるし怪我しても治せるけど?」

「勿論怪我をするのはあんまり心配してないよ? でもかすり傷くらいは自然にできちゃうものだし、あって損はないと思う。それに病気とかに罹るのは別問題だからね」


 まぁ……そうですな。病気は魔法じゃ対処できんし。


「確か魔法じゃ治せないんでしょ? それなら元気な時にできる備えはしておきたいの。できることなら知らない薬の簡単な製法とかも知れたらなって思うけど」

「特許とかあるのは難しいかもなぁ。薬売ってる店も調合できる人がいるかも分からんし……」

「そっか……」


 確証の持てない切り返しにセシリィがちょっと残念そうな顔をした。


 行ってみないことには分からんのだけど……それよりもなんて計画的なんでしょうかこの娘。


 てかさ……。


「なぁセシリィ? さっき製法を知りたいって言ってたよな? 軽い傷薬とかは野草で作ってたりしてたのは知ってるけど、もしかして病気に効く薬とかも作れたりすんの?」


 なんでもできるとは思ってたけど、セシリィってどこまでのことができるんだ? この際聞いておこう。

 この娘の知識や技術がどれくらいあって、世間的にどんなものなのか知るいい機会だ。


「ううん、私は特定の病気に効くような薬は作れるわけじゃないよ。材料さえあれば解熱剤とか鎮痛剤くらいなら作れるけど……」


 ふぁ~~~!?


 既にガチかよ。いや、この場合はガチなのは元々知ってたからガチガチですね。

 うん、それはもう薬だな。君はリアル子どものお医者さんになれると思います。

 小さな村とかなら十分医師としてやってけそうッスね。


「お、OK。じゃあ雑貨屋と薬屋は探してみよう。……他には?」

「あとは……武器屋さんにも行ってみたい、かな」

「……武器屋?」


 武器、だと……!?


 まだあるならと思ってさらに問うと、一瞬にしてその単語が頭の中で繰り返された。


 色んなもの見たいとは言ってたがそういう荒事(やんちゃ)方面にも興味があるってことですか!? セシリィよ!?


「そう。やっぱり物騒だし、あって損はなさそうだから」

「……!?」


 セシリィは唸ったのち、俺の顔を見上げた。

 冗談で言った訳でもなさそうである。


 で、でもそれって……つまり……!?



 最近物騒

 ↓

 身の危険を感じてる

 ↓

 俺がいるのに?

 ↓

 YES 自分でなんとかしないと不安

 ↓

 俺=頼りない

 ↓

 今日良い機会キタコレ

 ↓

 もう貴方の手には頼りません

 ↓

 自立END



 言わばこんな図式ってことじゃねぇの!?

 俺唯一のセシリィへのアドバンテージである『頼られ』がなくなってしまわれたとでもいうのか!? そんな……!


「多分この街なら――って、お兄ちゃんどうしたの?」

「……あのね? 俺……そんなに頼りないかなぁ……?」


 気がつきゃ水路の壁に手をついて俯くしかなかった。

 思い立ったら即行動。そうしないと自分の心は保てやしない。


 今日の俺凹んでばっかだな。

 あー……今この壁叩いたら水路粉々に破壊できそうだわ。


「えっと……違うよ? お兄ちゃん頼りにしてないとかそういうのじゃなくて、一番は私が個人的に欲しいだけっていうか……」


 それはフォローですか? お嬢様よ。


「それはそれで、ちょっとやんちゃなことに興味があるってこと?」

「それも違うよ!? ――だって、争い事は嫌いだもん」

「……だよな。それじゃあなんで……?」


 セシリィが争い事を嫌ってるのは知っているし、だからこそ武器を欲しがったことが俺には驚きだったのだ。

 ただ、たった今その考えを確認した上でセシリィは違うと言った。

 その真意が気になったところで――。


「欲しいのはね、弓なんだ……」

「あ……」


 壁から手を離して後ろを振り返ると、セシリィの表情は陰を落としていた。

 俺はそれだけで全てを察した。


「そういえば……もうすぐ弓を教えてもらうハズだったって言ってたよな……」

「……うん」


 崩壊した村でセシリィが呟いていたフレーズが、嫌に脳内でこびりついたように繰り返される。そして小さく頷くセシリィを見ていると無性に抱き寄せたい衝動に駆られてしまう自分がいた。


 正直、セシリィがどんな気持ちで口にしたのかは俺には分からない。

 抱えているはずの悲しみ、寂しさ、怒り……。大きく複雑すぎる感情はセシリィの中でどのようにまとまっているのかは想像のみで、理解は到底しきれるものじゃない。


 ここで一つ俺が言えるとすれば、セシリィが今欲した物はセシリィにとって必要なものであるということくらいか。

 それならば俺のやるべきことは決まっている。


 これは甘やかしではなく、手助けだ。


「――分かった。そっちも探してみよう」

「いいの?」


 陰が少しだけ消え、ほんのり嬉しそうにしながらもちょっと悪いことをした子どもの様にこちらを伺うセシリィ。

 おずおずとした純粋な仕草に多少あざとさを感じ、考える程俺も無粋じゃない。


「いいさ。自衛できるようになればセシリィ自身も安心できるし、何かと自信も付くと思うしな。弓は教えることはできないけど、俺も試行錯誤しながら覚えていく時間はあるはずだ。ちょっと覚えてみようかね……」


 魔法にも射程距離がある。セシリィのみならず、俺自身もどちらかというと接近戦主体になることが多いから遠距離狙撃の術はあるに越したことはない。

 なら弓は割とその点をカバーできるうえに一発が強力だ。武器の選択肢としては魅力的でもある。


「そうと決まればあちこち回りながら探してみますか。セシリィの体格でも使えそうなやつがあるといいな」

「ぁ……うん! ありがとう」


 今日の予定が決まり、俺らは水路から一度抜けるために街中を目指して歩き出す。

 内心ではセシリィが一瞬でも今は嫌な気持ちを忘れてくれたようで俺も安心した思いだった。また再燃させてしまわない内に目的は果たしてしまうに限る。

 闘技場のあった興行区域や寝泊りしていた商業区域辺りにお目当てのものはありそうなので、そこを中心にまず散策。道具関連は中央通り付近でも探してみる方向でいくとしよう。




 けど弓かぁ……。

 言い出したはいいけどなんかこう……俺は違う気がしないでもなかったり、なんだよな……。勢いで言っちゃたけどさ。

 確かに魅力的なんだけどそうじゃないというか。上手くは言えないんだが……なんなんだ? この違和感は。


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