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神鳥使いと呼ばれた男  作者: TUN
第七章 悠久の想い ~忘れられた者への鎮魂歌~
385/531

383話 油断

 ◆◆◆




 それから俺らはウィルさんとミルファさんに連れられ、村の中を一通り回りながらここで暮らす皆さんに軽く挨拶をしていった。

 セシリィ以外の人と会話をするのは記憶を失くしてから初めてということもあり、些細な会話一つに俺も心が踊る。ウィルさんとの初めての対峙ではそれなりに恐れていたはずなのに今は恐れがなく、まるで俺はこんな些細な人との関わりを心のどこかで求めていたのかと……自問自答したくなる程しっくりくる何かを感じてしまう程だった。


 ――まったく今日は朝からなんて賑やかなんだろうか。


 村の人達ものどかな風景の中で暮らしている通り朗らかな人柄をした方が多く、ウィルさんが連れてきたからなのかもしれないが極めて友好的に接してくれたのは嬉しい。

 セシリィも口数は少なかったものの初めての他種族の人との会話は興味があったようで、敵意がないことを確認した上でおすおず喋っていたのは印象深い。



 ただ、一つ我儘を言わせてもらうなら、できれば同年代の子と話せたら良かったのだが……。



 ウィルさん達の会話で感じていた過疎化の不安は隠せるものでもない現実だったらしい。村に若い人は殆どおらず、俺より多分少し歳上だと思われるウィルさんとミルファさんで一番若い可能性すらある。村と呼べる規模の広さがあってもどこも人影は薄く、村には子どもが一人もいないようだ。

 あまり年の離れた人とだけ会話をしていても話に馴染むことは酷だろうし、出来れば少しでも子供らしく、息抜きがてらの年相応の会話の機会を若干期待していた分、そこだけは残念に思う。


 ――まぁ幸いというかどうしようもねーというか……俺の思考が子供っぽいからそこは俺がカバーするっきゃないか。

 ぶっちゃけ俺は難しい大人の会話とやらはあんまり好きくない。だってまだ精神が子供なんですもの。セシリィがそれでいいのかはともかく幾分かフォローは可能かもしれない。




 ――閑話休題。


「ここ空き家だけど手入れはしてるから。自由に使ってくれていいぞ」

「ありがとうございます」


 セシリィ達のいた集落よりはずっと広い村ではあったが、それでも回るのに大した時間は掛からなかった。最後に案内されたのは回っている最中にも伝えられていた俺らの腰を落ち着けるという場所だ。

 軒がチラホラと点在する中の一角、木造の掘っ建て小屋みたいな家である。


「本当にいいんですか? ここ使っても?」

「ああ。誰もいない家はこうして解放しないと家の方が腐っちゃうからさ。丁度いい機会だし是非使ってやってくれよ」


 野蛮な掟に従う点を除けば、やはり普通にウィルさん達は良い人すぎた。

 過疎であるがゆえに余りある住居を一時の間だが提供してくれたのだ。これまで屋根すらない固い地べたに横たわる野宿をしてきた身としては建物の中にいられること自体が既に贅沢に近く、それをしかも無償で貸し切りとは気前が良いにも程がある。


「まさかここまでしてもらえるとは思ってもみませんでした。……すみません」


 ウィルさんの対応には頭を下げることしかできるわけがない。他にも別の感謝の仕方はあったのだろうが、今はこれに尽きる。

 当然だが最初は何度も大きすぎるこの厚意を俺は断った。とてもそこまでしてもらうのは申し訳なく思っていたし、だからこそ今も最後の念押しで確認をしたつもりである。――しかし、何も答えずにいるだけで譲らないウィルさんを見ていると、どうにも断る方が申し訳なく思えてきてしまう。


 今は素直にこの厚意に甘えることにしよう。それをウィルさんもきっと望んでる。


「――ああそれと……二人共朝飯ってまだだろ? 粗末なもんしか出せないけどさ、できたら声掛けるから一緒に食べよう」


 気が付けばウィルさんは踵を返して背を向け、そして俺らに向かって言う。それは背中越しでもはにかんでいるのが分かる声色で、この人から溢れている善人ぶりを表しているかのようだった。

 手だけ軽く振ってこちらを見ない姿はやけに大きく見え、いつの間にか小さくなって俺らから離れていく。


「……ミルファさんが惚れんのも分かる気がするなぁ。ありゃ惚れるって」


 去り際までカッケーとは……魅入って声掛けられなかったぞウィルさんや。

 アレだな、ウィルさんのこと野蛮人とか思ってたけど違ったわ。ありゃきっと野蛮神ですわ。




「良い人……だね? 村の人達も」

「うん。今なんかすっごいホッとしてる。変に気を張る必要もなかったんだって。――有難く使わせてもらおっか」

「うん」


 この村の人達の優しさはセシリィにも十分伝わっているようで、俺の隣ではセシリィが柔和な笑みを見せている。セシリィに害がないことは即ち俺らの平穏を意味するようなものだ。何の気兼ねもなく……とまではいかないが、必要以上の隙を見せても今は問題ないだろう。

 家の前でつっ立っているのも癪に感じ、期待を胸に目の前の引戸に手を掛けセシリィと共に家の中に入る。




「……? ここ、本当に誰も使ってないのかな。凄く綺麗にされてる……?」

「だな。本当に空き家とは思えんな」


 家に入ってまず俺らが思ったのは、ウィルさんの言った通り埃も殆ど被ってはおらず、まるでつい最近まで人が住んでいたように思える程綺麗にされているということだった。綺麗だが年期は入っているようで隙間風が多少あるにはあるが……家の中央には小さな庵のようなものもあって寒さ対策もできるようだ。内装にも細々と趣向品が見受けられる。

 他には内部に収納スペースを確保した小型のベッドや寛ぐためのチェアまであり、小さなスペースをなるべく広く使えるように設計しつつ、住む人の充実度も意識された施しがされているらしい。

 木造ならではの家に満ちた木の匂いが落ち着きを覚えさせ、瞬く間に立ち入った俺を魅了する。


 上から目線を承知で失礼かもだが、見た目以上にしっかりしてて驚いた。

 これが無償で提供とは……俺、運これで使い果たしてないよな? 割と本気でそう思うんだけど……マジか。


 驚きの連続に語彙の少ない俺には最早何か言う事自体が難しい。そのままセシリィはベッドに腰掛け、俺は部屋の片隅にあった椅子に座って各々で取りあえずは腰を据えることにした。


 同じ座るでも地べたとそれ以外ではやはり雲泥の差である。体重を椅子と背中の壁に押し付けて脱力すると、これまでと違う体位が違ったリラックスを全身に与え、久々にほぅ……と腹の奥から息がこぼれてしまう。それと同時に身体も重かったが頭の中もスッキリと軽くなっていくかのようだ。




 あ゛―……俺、今生きてる気がするなぁ……。




 と、こんなことを思うくらいには。




「ねぇ、これからどうするの?」


 身体の赴くままに心身の回復を図っていると、セシリィが気になったように俺へと尋ねてきた。

 こうして目的だった人のいる地帯に入れたはいいが、その後の明確な流れは決めてはいなかった。最悪命に関わる身分であるのだから悠長にしていられないし当然の発言である。

 一応言い訳という名の提言をさせてもらうなら、大筋を決める前にすんなりと村に入れてしまったのが誤算だった。ただ先の段階に進んでしまった以上は大まかに考えていた流れをハッキリと明瞭にし、その次の段階に映るべく行動を起こさなくてはならない。


「んー? ……どうすっかなぁ……。色々ウィルさん達と話ができたら、あまり長居はしないつもりだけど……。無駄に長居して迷惑はあんまりかけたくないし、セシリィはどうしたい?」


 ――それがすぐに思いつく頭脳が俺にあるならいいんだけどな。残念ながらすぐに考えなんてまとめられないんだよな俺は。


「……分かんない。お兄ちゃんに任せるよ」

「そっか……」


 俺の投げかけに少し考える素振りを見せてはくれたものの、思うようなことが言えそうもなかったためかセシリィは難しい顔をしながらそう答える。


 まぁ、こんなこといきなり言われても困るのはセシリィの方だろう。自分でも責任投げ出しの発言をしたという自覚があったため、意地悪をしてしまったような気がする。セシリィごめんちゃい。

 それにこういうこと言う時って大抵がどうしたらいいか分からないから聞いてきてるんだろうし、質問に質問で返したのはあまりよろしくなかったか。


「ま、何かあるなら遠慮なく言ってくれな? 俺はセシリィと一緒に旅してるわけで、一人だけで旅してるわけじゃないんだからさ」

「……うん。ありがと」


 答えがまだ出せそうもない話題は早々に打ち切り、別に何の問題もないことを伝えるとセシリィがうっすらとだがはにかんでくれる。


「よし。さ~て、そうと決まれば――ふわぁあああ……っ! ……おっとこりゃ失礼」


 セシリィの笑みは俺にとっては安堵そのもので一種の指標でもある。しかしこれが癒しになって堪えていた部分を刺激して眠気でも誘ったのか、不意に思い切り俺は大あくびをしてしまった。だらしがなく声まで出てしまう始末で、遠慮なく両目に涙が一杯に溜まる。


「眠いの?」

「んー……なんかちょっと、な。まぁこれくらいはいつものことだから……へーきへーき」


 セシリィがキョトンとした顔で聞いてくるので、俺は別にこの程度なんてことはないという態度で取りあえずは返す。

 意識していなければ自然と眠っているであろう眠気が鬱陶しく、でも最近あまり寝てなかったことが響きだしているなとも思うが……それは自分への言い訳に過ぎない部分だ。


 まだ朝っぱら……しかもこれから朝飯という一息が待っているのに、それよりも前に落ちてしまいそうになるとはどれだけ気が緩んでいるんだか……。顔も洗ったんだし、流石にもう少しはシャキッとしないとマズいか。

 自己管理がまるでなってない。もう少し上手く立ち回れるようにしないといけないし、こりゃ課題だな……。


「……」

「……セシリィ? な、なに……?」


 自分の現状とこれまでの生活を省み、どうすれば俺の睡眠事情を改善できるかも懸念事項として挙げていると、ジッとセシリィがこちらを見つめてくる。

 これが割りと真剣な眼差しであり、一瞬何事かと思ったほどだ。セシリィが凝視してくるなんてことは恐らく初めて会話した時くらいしか記憶がないんじゃないだろうか。


「ううん、なんでもない」

「そ、そう……? ならいいけど……」


 はて? ならなんだったんだ今のは。

 俺変なこと言ったかなぁ……? でも別に特段気になるような様子じゃなさそうだし俺の気のせいか……?

 それとも見つめちゃイヤンとか冗談でもかませばよかったんかね。セシリィがそういうの好きかは知らんけど。




 ――ギィ。




「……?」


 セシリィの様子に内心困惑していると、不意に今――閉めたはずの入り口の戸が音を立てて動いた気がした。反射的に戸の方に視線を向けてはみるものの戸に変化はなく、音もなく俺が閉めたままの状態が維持されているだけだった。


 ……これこそただの気のせいか。風かなんかで軋む音と勘違いしただけかな。

 う~むイカンイカン、これはちょっと神経質になりすぎているかもしれない。これが無駄な浪費に繋がるわけで、俺の空回りをなんとかすれば睡眠事情は改善しそうだな、うん。




 ◆◆◆




 少しの間寛いだその後、予告通り俺らを呼びに来たウィルさんに今度は食事でまたも連れられた。てっきりウィルさんとミルファさんがいるくらいかと思っていたのだが、どうやら食事は出来る限り村の人が一緒の時間に取る形を取っているらしくかなり大所帯になってしまったことには驚いた。

 村の中央にある一際大きな吹き抜けになった構造の大屋根の下……ある意味うまやのようなところでワイワイと……村の人達と一緒に朝飯を振る舞ってもらい、食事を終えた後はそのまま他愛もない談話へと暫く興じて楽しい一時を過ごせたように思う。


 村の人は老人ばかりではあったものの話の内容は当たり障りのないものが大半であり、子どものセシリィも会話に加われるように配慮されていたことには心温まる思いを隠せそうもない。久しぶりの会話は受け答えでも質問でもしていて楽しくもあり、そして誰もこちらの事情を察してなのか根ほり葉ほり聞き出そうとはしてこず、ウィルさんが俺らに見せていた態度には納得ができるように思えた。


 こういう人達に囲まれて育ったなら、あんな人となりが形成されるのも頷ける。




 ちなみに、朝飯は村の郷土料理みたいな精進料理が出され、それはもう非常に美味でついおかわりしてしまう程に美味しかった。

 山菜がメインの素朴な食材の中に感じた自然の恵み。薄めの味付けだからこそ食材本来の味が分かりやすく、噛めば噛むほどに滲み出してくる旨みに身体が産声を上げるように喜んでいたと言っても過言ではない。

 ウィルさんが味に期待はするなといったのは良い意味で期待外れであり、少し自信あり気に感想を求めてきたのにはしてやられた。





「――ほい、入ったぞ」

「ありがとうございます」


 人の気配はするのに、静まり返った場が神妙な雰囲気で包む中。鼻腔に広がる芳醇な香りがその空気を和らげた。

 ウィルさんに手渡された土器のようなコップを受け取り、一口飲んで気分を落ち着け平静を保つ。


「――成る程な……アンタ記憶がないのか。訳アリってのはそういう……。道理で僕の言うことに困惑してたわけだ」


 村の方々がそろそろ仕事の時間だと畑仕事に戻っていなくなる中、うまやにはウィルさんとミルファさん、そして俺らだけが残っていた。

 善意しかない厚意を受け続け、何も情報を開示する気がなかったにも関わらず俺はいつの間にか自分の状況を軽く説明し、ある程度は話しても問題ないと二人に対して思うようになっていた。


 この二人は……この村の人達は信用できる、と。そう思う他なくなっていたのだ。


「はい。まさか自分がそんな状態になるとは思いませんでしたが……」

「記憶喪失って本当にあるのね。……どれくらい覚えてないのかしら?」

「言葉とかは知識とか……所謂日常知識? は覚えてるみたいです。けど対人関係とか自分のこれまでの経緯とか……そういう自分が歩んできたものの記憶が一切ない……感じですかね?」


 俺の人間関係などは考えても考えても微塵も思い出せない。しかし、それ以外に関しては思い出せたり、自然と理解していたりはするしなんだかなぁ……。

 俺にもよく分からんのよ。


「へぇ、そりゃ大変だったろ。……でもそれだとセシリィちゃんとはなんで一緒にいるんだ? というか二人は兄弟って間柄じゃあなさそうだし、そこら辺も何か事情が?」


 ま、当然の疑問だよな。記憶失くして自分すら分からないのに、なんでセシリィが俺と一緒にいることになるんだって話になるわけで。

 ただそこら辺は正直に話しても信じられないだろうし、話したらそれこそマズいからでっちあげるしかない。


「う~ん……なんと言いますか……。俺、気が付いた時には記憶なくなってて右も左も分からないまま森をさ迷ってたんですけど……そこでこの娘が森で倒れてるのを見つけまして。取り合えず介抱して事情を聞いたら、セシリィも身寄りがなくて困ってるみたいだったので……放っておけなかったんです。まだセシリィの事情は俺も詳しくは知らないですけどそこからなんやかんや一緒にいますね」


 ざっとこんなもんだろ。むしろ事実を話すよりもまだこっちの方が信憑性が高く思われそうなくらいだ。それくらい俺らの真実は理解とはかけ離れたもので、とても話せるようなことじゃない。セシリィもこのでっちあげの経緯については理解してくれていると信じたい。


「……変わってんなぁ。どっちも訳アリってことか。一応二人共悪人じゃないのは確か見たいだし、深くは聞かない方がいいよな?」

「ええ。俺でしたら答えられるかがそもそも分からないのでいくらでも構いません。でもこの娘は……あまり本人が話したがらないのでそっとしておいてあげてくださると……。でもこの娘優しくて、こう見えて強い娘ですから……いずれ、ちゃんと話してくれると思います」

「ああ。その時まで待ってやるのがいいだろ。――もっとも、それも時間の問題だとは思うけどな」


 ええ、だってもう全部知ってますもん。聞く必要なんて実はないんです。ウィルさん適当に話作ってゴメンね。




「……?」




 ウィルさんがこちらに理解を示し、食後の一杯に口を付ける最中。騙してしまっている事への罪悪感として内心で平謝りしていると――俺はこの時突然だが自分の身体に違和感を覚えてその感覚が気になりだしていた。


「お兄ちゃん? 顔……悪いよ? 大丈夫?」


 気が付けば尚のこと気になって仕方がない。これは……この感覚はよく知っている。そう――眠気だ。


 どうした急に……? 身体も上手く動かないし……どうしたんだ俺……。

 あとセシリィ……俺の顔の評価は言わないでくれると有難い。君に比べたらそりゃねぇ……酷ってなもんでしょうに。


「そんで? 出会ったその時からずっとセシリィちゃんを守り続けてきたってことか……? アンタも大概なお人好しなんだな?」


 俺の状態はセシリィが言った通り表情に現れてしまっているくらいなはずだ。でもウィルさんは俺の状態などそっちのけで話を振ってくるだけだった。

 この時点で、何かがおかしいことに俺は気が付くべきだっただろう。


「そうですか、ね? か弱い娘が……いた、ら……そりゃ…………ぁ、あれ……?」

「貴方、ちょっと大丈夫? なんだか急に……」


 ミルファさんまでもが俺の状態に違和感を覚えて心配で声をかけてくるが、その受け答えをしようと思えない程に眠毛が凄まじく強まって洒落にならない程になりつつある。

 一瞬寝てすぐさま起きて……その繰り返し。たった一本の糸が俺を眠りと覚醒の中間で吊らせているかのようである。


「ぁ……」

「お兄ちゃん!? しっかりして! お兄ちゃんっ!」

「ちょ、ちょっと本当に大丈夫!?」


 手に持っていたコップが落ちたのだろうか? 膝が熱い……?


 朦朧とする意識の中で俺が感じたのは僅かな温もりと身体を揺すられる感覚だ。いつの間にか視界が90度回転して切り替わっており、全身の機能が少しずつ蝕まれていく思いだ。




「――やっぱりか。相当疲れは溜まってたみたいだな」

「やっぱり……? ウィル、それどういう意味……?」


 どんどん、意識が遠退いていく……。

 けど……ウィルさん。アンタ……何かしたのか……?


「取り合えず今は寝てろ。この続きはそれからだ」



 あぁ……落ちる……。くそ……何が起こって――。


4/23追記

次回更新は木曜です。

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