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神鳥使いと呼ばれた男  作者: TUN
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詳細①(魔法編)

魔法等についての説明になります。

物語の進行に応じて内容は追加していく予定です。

魔法には属性が7つ存在。属性には相性が存在する。


火→土→風→水→火……という具合に、優劣がある。

光属性と闇属性は相反する関係にあるため、どちらにも極端に影響を及ぼす。

無属性のみ例外で、優劣は存在しない。


※ただ特殊な例外は存在する。



◇各属性の特徴


・火属性

炎を利用しての攻撃系の魔法が非常に多く存在。シンプルかつ強力であるため、リベルアークでは最もメジャーな属性にあたる。

適性者も一番多い。


・水属性

細かな芸当から大胆な芸当まで、比較的万能な性能を持つ属性。

際立って特筆すべき点はあまりないが、扱いやすさで言えばトップクラスの属性にあたる。

また、一応氷も水属性に含まれ、少しだが治癒系の魔法も存在する。


・風属性

空気を利用した魔法が大半を占める。その関係上、気圧の変化に弱いという特性があるが、魔法の射程距離が長いものが多いため使い勝手が良い。

また、電気等も風属性に含まれる。


・土属性

地面の土を利用した魔法が大半を占める。土属性は他の魔法と違い、直接地面を利用しないと消費魔力が多くなるという特殊な特徴がある。※他の属性はそのような特徴なし。

攻撃魔法もあるが守備系の魔法が多く存在し、サポート面での利用が多い。


・光属性

太陽の光を利用しなければ発現できないものが多く、時間帯で魔法の威力、及び効果の増減が著しく変わる。朝から夕方までの間に発現でき、夜間は使えず真昼に真価を発揮する。

攻撃・守備・補助の魔法が多種多様に存在し、治癒系の魔法が最も多い属性。

僅かだが、解呪系の魔法が存在する。


・闇属性

夜の暗闇を利用しなければ発現できないものが多く、時間帯で魔法の威力、及び効果の増減が著しく変わる。夕方から朝方にかけて発現でき、昼間には使えず夜間に真価を発揮する。

魔法は攻撃・守備・補助の魔法が多種多様に存在し、妨害系の魔法が最も多い属性。

僅かだが、封印系の魔法が存在する。


・無属性

補助系の魔法が大半を占め、特殊な用途の魔法が多い。

攻撃系の魔法はほとんどないため、全属性中最弱の属性と言われる。

ただ、適性者が少ないためまだまだ謎が多い属性でもある。



◇各属性適性者の割合(魔法の適性が全くない者を除く)

リベルアーク全体での割合は…


火属性……25%

水属性……15%

風属性……15%

土属性……15%

光属性……15%

闇属性……13%

無属性……2%


※ケント・キヨミヤ(賢者)調べによる



◇魔法の使用について

魔法を発動するには条件が存在する。


1.その属性の適性があるのかどうか

2.発動したい魔法がスキルレベルに見合ったものであるかどうか

3.使用魔力が足りているのか

4.イメージが鮮明かどうか



◇消費魔力について


魔力循環>>>詠唱>イメージ>魔法名

この順番に重要。

特に魔力循環があるかないかで消費魔力は雲泥の差になる。


魔法の同時発動は消費魔力が通常よりも格段に上がり、級の高い魔法になるほどその影響も強く出る。



◇魔法名一覧


◆火属性


~初級~


・ドライ

補助系統魔法の一種。火属性に適性のある者であれば大半の者が扱うことができる。

殺傷性を持たないため用途としては水気を弾き飛ばす目的で使われることが多く、込める魔力量によって温度の調節が可能。魔力操作に不慣れな者が火傷するケースが時折報告されており、初等魔法学院などでは魔力操作の鍛錬目的で使用することもある。


・ファイアボール

火属性最弱の魔法。一応火のため火傷する程度。


~中級~


・ファイアランス

高温の火でできた槍で相手を貫く。貫通性能が高い。


・ファイアウィップ

火でできた鞭を、対象に叩きつけるようにぶつける魔法。

物理と魔法の混合であり、鞭の先端に近づけば近づくほどに熱量は高くなる。


・ファイアバースト

高温の炎の球を前方に射出し、対象に当てることで爆散させる。

威力が高く、余波だけでもそれなりに強い。範囲は広め。


・ファイアウォール

炎の壁を出現させ、攻撃から身を守ることが可能。


・属性付与

火属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


・プロミネンスノヴァ

火の海を作り、周囲一帯を焼き払う。

規模が広い反面やや威力に欠けてしまうが、比較的扱いやすい部類に入る。

Cランク程度までのモンスターであれば十分通じる威力を持つ。



~上級~


・エクスプロージョン

大爆発を引き起こし、爆風と熱風で周囲を巻き込む。 

範囲がとても広く味方にも影響を与えかねないので、使いどころの見極めが難しい。

屋内での使用は自滅に等しい。


・インフェルノ

巨大な火柱を発生させ、あらゆるものを灼熱の火炎で焼き尽くす。

エクスプロージョンと比べると爆風が控えめだが、それを遥かに上回る熱風で周囲に甚大な被害を与える。


~超級~


・プロミネンスノヴァ

火属性系統最上位にして、最強クラスの壊滅力を誇る魔法。中級に同名の魔法があるが全くの別物である。

特筆すべき点はその瞬間火力と火を伴わない点である。一点集中で力を放出されるため超級魔法の中でも破壊力は群を抜いており、熱波が触れるだけで水分を含んだ全てを干上がらせる。更には熱波だけの性質上火に必要である酸素を必要とせず、状況に左右されずに発動事体が可能な恐るべき壊滅魔法である。

発動状況によっては発動した瞬間から急激な温度上昇に伴い水蒸気爆発が引き起こされ、熱以外でも爆発による衝撃で物理的な破壊をもたらすことができる。この魔法を回避するには発動事体をさせないことが最も効果的であるとされる。

※とある実験データによると、『断崖城壁』の内部に退避することが最も望ましいとされている。



◆水属性


~初級~


・ウォーターボール

水属性最弱の魔法。攻撃性能はほぼない。ただの水に近い。


・アクアボール

圧縮した水の塊を出現させる。サッカーボール程度。


~中級~


・ウォーターランス

強く圧縮した水の槍で相手を貫く。貫通性能が高い。


・アイスシールド

水属性の防御魔法。水を凍らせることで盾を張り、攻撃を防ぐ。


・ミストガーデン

極小の水……霧を周囲一帯に発生させる魔法。

攻撃性能はないが、湿度の上昇による感電・凍結・不燃効果の底上げの補助魔法として使われることが多い。


・ブリザードストーム

周囲に吹雪を発生させる魔法。

極寒の暴風と冷気で気温を急低下させる他、小石や氷の塊を暴風に乗せることでダメージを狙うことも可能。


・スプラッシュ

高圧水流で対象を切り刻み、粉砕する魔法。

用途によって切り刻んだり叩きつけたりすることができ、極めて殺傷能力の高い効果を持つ。


・属性付与

水属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


~上級~


・アクアバレット

非常に速い、圧縮した水の弾丸を射出する。

貫通性能が非常に高く、また弾丸が小さいため見切り辛い。


・メテオバブル

超圧縮した水の塊を放つ。岩を砕くほどの硬度で対象を粉砕し、水属性の物理技のような魔法。

雨のように降らせることで、広範囲への半物理殲滅魔法と化す。


・アクアゲイル

激しい渦潮の塊を出現させて対象の自由を奪う魔法。

魔力強度と使用魔力で規模が変化し、水流の速度もその都度変化する。


・アスタリスク

水属性上級最強の魔法。

アスタリスクをかたどった巨大な氷の結晶を発生させ、相手を氷殺する魔法。熱に高い耐性を持ち、破壊及び解除されるまでの間、極寒の冷気を放出し続ける。

発動地点の気温と湿度により威力、規模が変動するが、基本的に大規模である。周囲への被害と影響が大きすぎるため扱いが非常に難しい。


~超級~


・エリクシル

水属性最上位にして最も美しい魔法とされる。だがその実態は超級の名に恥じぬ規模と質量を発揮する無差別破壊魔法である。

水属性の扱いやすく御しやすい汎用特化の特性は失われており、超級魔法の中でも極めて繊細な魔力操作が求められる。その結果発動できるようになるまでに幾許かの時間を要する。

凝縮された魔力を一点に絞り上げることで魔力の塊を形成。そこから更に加圧を加えて搾り上げ、厳選された魔力が光り輝き宝石のように見えた時点で発動可。宝石から染み出た魔力の原液は一定の衝撃によって炸裂し、そこから荒れ狂う海原の如き大質量の水を生み出す。

その後はありとあらゆる隙間を埋めるかの如く水が暴れまわるためこの時点で制御不可となる。


※とある実験データによると高濃度の魔力である水は触れると生物に対して有害であることが判明している。超級規模の魔力で精製した水は当然危険性が高く、張力で魔力がより強い魔力に引き寄せられてしまう。並みの生物ならば触れただけで魔力が枯渇し死に至ることもある。


◆風属性


~初級~


・ウィンドボール

風属性最弱の魔法。風が渦巻く球を出現させる。攻撃性能はほぼない。


・ブリーズ

弱い風を自由に扱える。散らばったものをかき集めるのに便利。


・ウィンドバリア

風の膜を作り出し、外気や異物を防ぐ。

物理・魔法に対する防御能力はない。


~中級~


・エアブロック

空気を圧縮して正方形のブロックを作り出す。

耐久は低いが、様々な状況で応用・使用が可能な便利魔法。


・ジャミングノイズ

震動しない空気を展開し、音を通さない防壁を張る魔法。

防壁は見えないため、魔力を可視化できる人や精霊でなければ分かりづらい。


・トライカッタ―

空気を圧縮した刃を3つ出現させて飛ばす。威力は高いが、全て1方向にしか飛ばせないデメリットあり。


・トルネドストライク

幾層からなる風の渦を発生させ、衝撃と斬撃を同時に与える魔法。

周囲の風を取り込んで発動させるため、高所のように風の強くなる場所では渦の回転力が高まり、飛躍的に威力が上昇する。


・属性付与

風属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


~上級~


・エクスプラズマ

高圧電流を発生させて対象に放つ。

電流は魔力を伝う性質を持ち、触れた魔力の塊に帯電して全身にダメージを与える。

使用者の自爆率が非常に高い魔法の一つ。


・エアロサイクロン

初めは掌に収まる程度の極小の竜巻程度だが、ひとたび放たれると無理矢理押さえつけられていた魔力が開放、暴発するように展開して大規模な魔法へと変貌する珍しい魔法。

拡散しようとする力の逃げ場がない地面に打ち込むと……?


~超級~


・ヘヴンホライズン

風属性最上位にして全魔法中最大規模の波及力と影響力を持つ魔法。風に纏わせた魔力で万物を寄せ付けず、一方的に触れるもの全てを弾き返す力を持った攻撃性と防御性の両面を併せ持つ万能型である。

『エアロサイクロン』の完全上位互換であり、威力と魔力消費量のどちらもが比べ物にならない域に達している。特にその超広範囲の性質は発動による悪影響がかなり懸念され、開けた場所であってもまだ警戒が必要な程である。

周囲の風を一定以上取り込むことで成り立ち、無風地帯でも発動は可能だが発動までに至る時間は長く、視界上に存在している風があればある程に発動時間は短縮される。

また万能な性質を秘めているが故に殺傷性は他の超級魔法と比べて遥かに見劣りする。


※とある実験データによると、発動地点から15㎞地点までは発動による影響が観測されている。なお微弱ながらその余波は更に広がっていると推測される。



◆土属性


~初級~


・ソイルボール

土属性最弱の魔法。柔らかい土の球を出現させる。攻撃性能はほぼない。


・マッド

狙った小範囲の地面を泥へと変える魔法。


~中級~


・アースニードル

地面から鋭い土でできた刺を生やし、対象を串刺しにする。貫通性能が高い。


・アースシールド

地面から自身の目の前に土の壁を出現させる。強度は込めた魔力で変動し、最高硬度はアダマンタイトに達する。


・バリアドーム

土の壁で対象を覆い、拘束する魔法。

規模が大きいほどに魔力を消費し、小さいほど消費が少ない。


・属性付与

土属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


~上級~


・グランドスパイク・ウェーブ

発動した場所を中心に、波のように極太の土の刺を次々と生やす殲滅魔法。刺の広がる早さは込める魔力によって変動する。


・タイタニックロア

激しい激震を局所的に引き起こす広域魔法。発動地点を地中に指定することによってのみ発動する。

主に地形を破壊して戦局を仕切り直すために使われ、殲滅効果はそれほど高くない。

※あまりにも破壊の規模が大きいため、この魔法は使用に制限のある地域が存在する。


・マッドゾーン

大きな泥沼を出現させ、相手の動きを拘束・制限する魔法。土が露出している地面のみで発動可能であり、市街地や人工物で覆われた地面では発動しない。泥沼は瞬時に戻すことも可能。

効果として、泥沼に囚われた相手の体力を大きく奪うことができる。


~超級~


・グランガイア

土属性最上位魔法にして壊滅的な効力を持つ破壊魔法。

土属性でありながら地に属するものを対象とするわけではなく、固形を保つものに対し効力を発揮する。

自分を中心とし、物体に伝達した魔力を一瞬高速振動させることにより指定した範囲の物体に干渉。あらゆる物体を崩壊させることができる究極の破壊魔法である。

魔力の伝達が可能な環境での使用が推奨されており、魔力が不安定な対象には不完全な効果しか発揮されない。それでもその威力に耐えらえる万物は極わずかとされる。

またその関係上、人体のように無意識に流動的に魔力を活動させている生物全般相手には不向きである。

拠点破壊や地形妨害等の戦略級の威力を発揮する最高峰魔法の一つ。


※とある実験データによると、魔力の不安定な環境の不完全な状態でさえ、世界で最も高い硬度を誇るアルテマイトの断裂が確認されている。



◆光属性


~初級~


・ライトボール

光属性最弱の魔法。光るだけで他には何もない。

弱すぎるため夜間でも使用可能なほど。


~中級~


・ライトニングランス

浄化の光を槍の形に圧縮し対象を貫く。貫通性能が高い。


・ヒーリング

単体の回復魔法。魔力を込めるほどに回復量は増大するが、傷を塞ぐだけで失った体力と血などは回復しない。

夜間でも使用可能。


・属性付与

光属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


・オール・リフレッシュ

中範囲の生き物全ての状態異常を回復する。元々持っている持病には効果なし。

夜間でも使用可能。


・オール・ヒーリング

『ヒーリング』の中範囲版。中級でありながら消費魔力は上級に引けを取らない消費量を誇る。

夜間でも使用可能。


~上級~


・インビジブル

光の屈折を使って全方向から姿を見えなくする。自身の半径1メートルほどが範囲で、隠れたりするのに非常に役に立つが、動くと姿が見えてしまうデメリットあり。

夜間は使用不可。


・スターダスト

空から質量を持った光線を飛来させ、圧力と浄化の力で対象を封殺する魔法。

発動してから僅かに遅れて光線は飛来するため、時間差を埋める技量が必要となる。

夜間は使用不可。


~超級~


・リバイバルライフ

回復系統の最上位にして究極の回復魔法である。発動さえすれば致命的な損傷と被害を覆し、あらゆる傷を損傷する前の状態に戻すことが可能。

発動条件として生物にのみ効果がみられ、怪我の事象がその者に一定期間定着していないことが前提であり、それ以外は全て発動対象とみなされる。回復可とされる範囲は以上の条件を満たしている限りは際限がなく、重要器官である臓器すらも再生する。

この魔法は対象者が生存している限り発動可能な限定魔法であり、既に死亡している場合においては発動せず不発に終わる。その場合に消費した魔力はそのまま霧散して無駄となる。

※痛覚を遮断した上でのとある実験データによると、心臓と脳以外の臓器に関しては損傷の回復、及び再生を確認済みである。


◆闇属性


~初級~


・ダークボール

闇属性最弱の魔法。紫に鈍く光る球を出現させる。攻撃性能はほぼなし。


~中級~


・バインド

黒い帯で対象を縛りつけて拘束する魔法。昼夜関係なく発現することができ、生き物を除いてあらゆる場所から黒い帯を出現させることが可能。(服、装備品等)


・バインドクロス

バインドの強化版。効果範囲が増大し、持続時間と強度が更に高まっている。


・ダクネスガン

ダークボールを強化した球を複数展開する魔法。対象に当たると靄となって纏わりつき、行動制限や目くらましの効果を付随させる。

闇属性魔法でもポピュラーな部類に属し、闇属性魔法の中間の難易度と呼ばれる。こちらはダークボールと違い、昼間の使用は不可である。


・属性付与

闇属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


~上級~


・ブラックアウト

催眠か、意識を混濁させる作用を持つ波動を放つ魔法。

波動は黒い粒子の波が拡散し広範囲を襲うため、制御するには細心の注意が必要である。

粒子に触れるのではなく、体内に吸引することで影響を引き起こす。風属性を利用することでパフォーマンスの向上を図ることもできるがその逆も……。


・ギガグラビティ

周囲一帯の元々の重力を増大させる紫の玉を形成し、相手の動きを制限・拘束する魔法。天地両方に敵味方問わず無差別に効果は及ぶが、使用者はその影響を受けない。

上級では最上級クラスの魔力を消費する大魔法であり、人によっては魔力が足りないことで発動が叶わない者もいる程である。

重力を増幅させるだけだからなのか、昼間であっても発動が可能である。


・シャドウダイブ

影であればどんなものの中にでも入り込むことのできる魔法。影に入り込む性質上昼間でも使用は可能だが、影の中での移動は甚大な魔力を消費する。劇的に影の増える夜間に真価を発揮する。

発動中はほぼ無敵に近いが、欠点として、影に入り込んでいる最中に光属性の魔法を浴びると、致命傷を受ける。



◆無属性


~初級~


・ロストボール

無属性最弱の魔法にして貴重な攻撃魔法。だがほぼ無害。


~中級~


・アイテムボックス

空間に亀裂を出現させ、そこに生き物以外のモノを保管することができる魔法。保管できる容量は発動者の魔力量に比例した大きさであり、何を入れて何を取り出したいのかは瞬時に把握ができる。

中級だが消費魔力は非常に少ない。


・障壁

物理・魔法のどちらも防ぐことのできるシールドを張る。シールドは通常は一面にしか張らないが、少し時間を掛けることで球状にシールドを張ることもでき、対象を覆うことも可能。


・属性付与

無属性の力を武器に付与する魔法。時間経過で効果は切れる。


~上級~


・転移

自分の魔力の届く範囲なら瞬時にその場所に移動することができる魔法。使える対象は自分自身と装備品のみであり、他者やモノには効果がない。

また、魔力が不安定な場所(魔滅の山等)では発動が困難になることから、外部の影響によっては発動不可となる。


・分解

対象を部位ごとにバラバラにする魔法。

生物には使用できないが、死んでいる場合は生き物でも使用可能。


~超級~


・アルスマグナ

空間系大規模広域魔法である無属性究極魔法の一つ。発動地点の空間に別次元へと続く黒い穴を出現させるとたちまちに強烈な吸引が始まり、効果範囲内に存在する全ての物体を無理矢理引きずり込むことで虚無の彼方へ消失させる。

この一方的な力の流れは気圧が関係していると推測されており、リベルアークの次元と穴の先の次元での差によるものであると仮定。別次元の穴の先に質量の限界は今のところ兆候も見られない状態であり、発動したが最後……発動時の魔力量に応じた分の質量がそのまま呑み込まれると考えられている。


※とある実験者のデータによると次元の先は無であることが半ば確定されている。映像記録装置、魔力探知機、熱源探知機、音声探知機、圧力探知機、震動探知機を搭載した魔道具を穴に放り込んだところ、魔道具が見えなくなった段階から一切のデータも観測されないままロストしたことを確認済である。

この実験は数回に渡り行われたが、どれも同じ結果に終了している。


・断崖城壁

上級である障壁の更に上位に位置し、存在する魔法の中で頂点に君臨する究極の防御魔法。防御という一点にのみ特化しており、あらゆる物理的な攻撃と魔力による攻撃が術者の許容限界を超えない限り一切遮断する。

元々無属性魔法が空間の力に近い性質からか、別次元の特異点をこの次元に引き込むことによって成り立つ。

その全容は限りなく白に染まった城がその空間を包むように現れるため、戦局においては籠城や分断が主な用途とされる。発動可能に至る者の魔力強度に勝る人物が僅かであることを踏まえ、実質破壊不可の性質を利用した遮蔽物としての利用も可能と戦略の幅が広い。

発動は術者の任意か死亡によることでのみ解除することができ、顕現時は微弱ながら周囲の魔力を取り込み、内側と外側を断つ僅かな層内で魔力を増幅。常時継続して顕現が可能であるため、発動時に掛かる莫大な魔力消費という点を除けば破格の効力を戦局にもたらす。


※発動時に必要とされる魔力量は習熟度にもよるが、おおよそ上級である『障壁』の百倍以上とされる。




◆???


・ラストディザスター

全属性を高密度で重ね合わせ、全く別物の異質な属性を生み出した末の魔法。

防御を無視し、肉体ではなく精神に直接ダメージを叩きこむ魔法で、生ける者すべてに効果が期待できる。

脳、精神、心、魂を同時に侵食するため、廃人や脳死にさせることを目的とした凶悪なもの。


・モルス≒ルクス

光と闇の混合型魔法。全魔法最高の封印と解呪を誇る。

超級魔法に分類されるものの相反する両方の属性の特性を併せ持つ。二属性という極めて特異な魔法であり、扱うためには光と闇属性の適正が必須かつ練度が必要な関係上使用できる者は極僅かである。

任意で封印と解呪どちらかの属性の効力を発揮し、使用しなかった方の属性は効力の底上げの餌として消費される。

太古より禁忌とされるものと共に歩んできた歴史が存在し、現存する非常に強力な封印の殆どはこの魔法が関わっていることが大半である(解呪も同様)。

封印は生物に対しても有効であることが確認されている。その場合対象の生物は仮死状態のまま無代謝での長期保存が可能である。


※とある実験データによるとこの魔法は使用者の死後も継続されるものと推察される。観測上で現在は約700年が経過している。

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