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ボクは魔法が使える

進は机でマンガを読んでいる。

ルイが進の耳から姿を現した。

『よーいしょっと』ルイは進の読んでいる本の上に降りた。

進はルイの姿に気付き、開いてる本を勢いよく閉じた!

『バタン!』

やった・・進は本をそーっと開いてみたが、ルイの姿はない。あれ?

『進、ここだよ』ルイは進の鼻の頭にいた。

思わず顔を左右に振る進。でも落ちない。

「おいルイ、目障りなんだけど」

『そうか?』ルイはまた本の上に着地した。


「何か用なの?」

『進、進はボクみたいにちっちゃくなってみたくない?」

「虫に?」

『違うよ!人間のままボクみたいにちっちゃくだよ』

「ん・・なりたくないな!だって、人間にパチン!って殺されちゃうかもしれないから」

「怖いのか!?」

「怖くはないさ。僕男だもん!」

『じゃあちっちゃくなってみるか?』

「どうしてさ?」

『おもしろいぞー!ボクが色々案内してやるよ』

「例えばどこ?」

『進のママのからだの中とか・・』

「えー、ママのからだの中!」

『見てみたいだろう』

「まーね」

『よし決まった!』

「僕はどうやってちっちゃくなるのさ?」

『簡単さ。ボクは魔法が使えるから!』

「ルイって魔法使いなの?」

『そうさ、じゃあいくよ進』

・・えい!

進のからだはどんどんちっちゃくなって、ついには虫サイズに!


「ん?ギャーでかい虫だー!!」進はビックリしてそう叫んだ。

『進、ボクだよルイ』

「え?」進はつむっていた目を少しだけ開けてみた。進の前にいる巨大な虫・・。

『ね!ボクでしょう』

「本当だ。いつの間にそんなにでかくなったんだ?」

『違うよ進、ボクがでかくなったんじゃなくて、君が小さくなったの!』

「そっか」

『周りを見てごらんよ。何もかもでかくなってるだろう・・』


「進!・・」

あっ、ママが呼んでるな。

「進・・おかしいわね。トイレかな」

そしてママが進の部屋に現れた!

「ギャー!ママの怪獣」ルイは慌てて進の口をふさいだのだった!




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