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2026年 6月21日
妹が岩石の勉強をしていた。
深成岩と火山岩。
ただ耳に挿しているだけのイヤホンの向こう側で、母と妹の会話が薄っすら聞こえた。
「新幹線はかりあげや!」
反射的に僕は言った。
それに母と妹が反応した。
「何それ?」
「覚え方。妹は前言わなかったっけ?」
「どんなの?」
と母。
「深成岩が、あーいや深成岩と火山…火山岩?あれ?」
唐突に説明を求められ、何から言えばいいかわからなくなった。
しかも最近、記憶力が自分でもわかるぐらい落ちている。
本来は
『深成岩、花崗岩、閃緑岩、斑レイ岩、火山岩、流紋岩、安山岩、玄武岩』。
だが、テンパっていたのと、もう4年前に習って以来一度も使っていない知識なのが相まって「かん」が何を表すのかで止まってしまった。
すると、黙って聞いていた父が一言。
「とりあえず、覚えててもそれが何を指すのかを覚えてないのはわかった」
―――プライドがズタズタになった。




