愛国モグラたたき
※本作はシュールなギャグとして書いたもので政治的意図はありません
私は右翼の集会所を訪ねた、政治に関わる者として対立する陣営の
”空気感”を知っていおくべきだと考えたのだ
私は集会所に入っていった、そこには日の丸を身に着け
旭日の鉢巻をしめた右翼たちが行き交っていた
その一角に何故かゲームコーナーがあり
「愛国モグラたたき」と題されたアーケードゲームが置かれていた
集会までには少し時間があったので私はそれを遊んでみることにした
こちらに面した台の上に25の穴が開き脇にはピコピコハンマーが置かれていた
これでモグラを叩くようだ
コインを投ずると「民族之歌」が流れ
左翼活動家の****の顔が穴から飛び出し、すぐに引っ込んだ
続いて別の穴から私の所属する党の**代表の顔が飛び出した
思わず私はピコピコハンマーを叩きつけていた
「ピコッ!」
「ゲァーッ!」
**代表の顔が憤怒の形相に歪みながらゆっくりと穴の中に沈み込んでいった
次に出てきたのは***の***であった、私は機敏に動いた
そいつも憎悪の表情で穴の中に沈んでいった
***、**の**、****、**、***の**代表、*****
私は夢中でピコピコハンマーを叩きつけ続けた
気づけば私は集会の時間を逃してしまっていた