やらかし親とシスコン姉
ついうっかり言った言葉を
そのまま信じないで…
わるかったよ
だからってフシをつけながら連呼しないで欲しかったな
下の子が生まれた時
上の子がかなり個性的だったからなのか
下の子がなにをしても
可愛いなぁって思ってた
上の子も妹にメロメロで
ちょっと泣くだけで
「お母さんないてる〜」
って呼ぶのだ
それも私がそばに行くまで何度も…
最初の頃は妹に関心あるのはいいことだし
姉妹仲良くのためにも頑張って
なんとか対応していたが
こちとら家事もしてるじゃないですか
手が離せない時もあるのですよ
だからついまたまたやらかしてしまった
「赤ちゃんは泣くのがお仕事だから、ちょっとくらい泣いてても大丈夫よ〜」
と言ってしまったのだ…
そうするとどうなるかというと…
「そうなんだ…」
となったらしく
ちょっと泣いたくらいでは
私を呼ばなくなった
でも呼ばなくなっただけで
べつにあやしてくれるわけじゃなくて
泣いてるんだね〜ってなっただけで
無視して自分のおもちゃで遊んだりしていた
あげく
まあまあ激しく泣いている時でさえ
「赤ちゃん泣くのがお仕事〜♪♪」
と自作の歌をうたいながら
一人あそびをしていた…
むすめよ多少は妹をあやしておくれよ
って心のそこからおもいつつ
今行くから待ってて妹ちゃん
お姉ちゃんはちゃんと貴方が大好きだからね
なんて声かけながら
このまま無関心になったらどうしようって
本気で心配したけど
粉ミルクとか離乳食とかあげる時
めちゃ積極的にお世話のお手伝いしてくれて
たとえままごと感覚だとしても
とても助かった。
それから赤ちゃんはいくら泣くのがお仕事でも
さすがにいっぱいないてたら可哀想だから
ちょっとはこえかけてあげてねって
お願いしておいた
そのおかげか
それとも私より先に自分がよばれたのが
よほど嬉しかったからなのか
しっかりシスコンに育ったけれど。
その後まだ力加減ができない妹ちゃんに
おもちゃで叩かれて
それで私が妹ちゃんを叱って
「叩かれたら痛いからしちゃめ!よ!」
「お姉ちゃん!このままだと叩いたら痛いからしちゃダメってわかんないからちゃんとおこって!」
って言っても
「可哀想だから無理〜」
って逆に泣いちゃうくらい
優しいお姉ちゃんになったのは
とても嬉しかったな
でもそのあと
「お姉ちゃん痛い痛いでしょ、め!」
って軽く手をぽんぽんしながら叱ったら泣いちゃって
それ見て泣いてる妹を後ろに庇って
「妹ちゃんを叱らないで!」
って言われちゃいまして…
いや…な?
そして妹の頭をなでなでする姉…
いやいや、人叩くとかはだめだからね?
叩かれて痛かったのあなたよね?
お姉ちゃんだから我慢しなさい…
とか私嫌なのだけど?
……?
半べそでさらに抱きしめて
妹をヨシヨシする姉…
わたし?悪者?ん?
ってなりまして…
おててぽんぽんで泣かれてもね…
どうも私の怒った顔に
びっくりして泣いちゃったみたいなのですが
そんなことわかりませんし…
ぽんぽんの勢い強かったかな?
だとしても…なぜ?お姉ちゃんも半べそ?
とただただ困惑しました
二人泣かした私
完全に悪役でしたね
お母さんの怒った顔
そんなこわいの?
って大きくなって聞いたら
普段へにゃってる分
怒った顔は怖いよ?
自覚してね?
って言われました…
泣いていいかな?
今でもとっても仲良し
たまに喧嘩しても
お姉ちゃんは
妹ちゃんが大好きで
お仕事で家を空けがちの妹ちゃんを
一番心配してるのは
お姉ちゃんです