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第7話「ペナルティ」

 メイドカフェさくらの営業再開に向けて従業員にあいさつをしていると、上城さんが怒り出してしまいました僕は公園のベンチで、警視庁の八田真央さんに色々と話を聞いてもらっていてこれから真央さんが僕に上城さんのことについて、まじめ表情で話し始める。


 「将史くんってけっこうМなんだね。ても楽しんでもらえたならよかった。上城さんとは一緒に仕事はしたことあるけど、ものすごく男性ぎらいで人によっては身体にアレルギーが出ることもあってね。それに桜から聞いた話だと、メイドカフェさくらですからね働く前のメイドカフェで、メイド長が男性だって。そのメイド長は営業は上手いらしいんだけど 従業員に対しての態度が良くなくて、結果を残ることだけにこだわっているの。だから結果を残せる従業員にはまだよかったらしいんだけど。上城さんは毎月の成績でFクラスで合格ラインに届いてないの。毎月の成績発表等に他の従業員からも笑われる上にメイド長からは、お金持ちの女は使えないとか、メイドには向いていないとかを言っていたらしいからね。ちなみにA~CランクがクリアラインでD~Gはノットクリアつまり不合格ってこと。」


 その話を深刻に聞いて僕は、再び下を向いて軽くため息をついてからこう言う。


 「そうたったんですね。 それはしんどくなりますね。ただそれだと帰ってこられるご主人様も男性ですけど、それは大丈夫なんでしょうかね」


 するとむずかしそうな表情をしながら真央が話し出していく。


「うーん、とりあえず何かお薬は飲んでいるらしくて、ご主人様はお客様だからと言うところで、問題ないみたいらしいけど、上城さんは仕事している理由は、最初はみんなを笑顔にしたいのが理由だったみたいだよ。だけど、前の職場でそう言う事があっておまけに前のところのメイド長から顔を3回くらいたたかれたり、身体を無理やり触られたりして何度も性的なこともされたの。 メイドカフェさくらに来てからは、とにかく1番になることだけを考えているって事をしてくれていたの 」


「言葉だけではなく、手も出されていたんだね‥さらにセクハラ行為まで受けていたとは。そして今、働いている理由は前のメイドカフェでは結果が出なかったからここで結果を出そうと必死に仕事をしてるって事なんですね」


 真央が明るい声でそう言うと、電話に出ている桜は、ものすごく息をきらしていて、泣き声でこう話す。


「真央!今はそんな話に付き合ってる元気ないから。今からメールでくわしい情報送るから、小川将史って言う人を探してくれない!」


 すると桜の話を聞いて、真央が大きな声で確認をしてから居場所を伝える。


「桜、将史ってさっきあたしにメイド長に決まったって報告してくれてた人よね!?それなら神南通りにある公園にいるから現在地はGPSでこっちから転送するから、それ見て来て!」


それを聞いた桜は、すごくうれしそうな声をしながら走りながらこう言ってから電話を切断する。


「今、神南通りを過ぎたところまで来てるから急いていくよ。教えてくれてありがとう!」


 そして僕は、真央に上を向きながらこう言う。


「それでさっき、僕のてんだね、ビックリしたよ」


 すると真央が、少し笑いながら話していく。


「そうなんだ。まぁ、上城さんの件は、そう簡単に解決出来ることじゃないから、計画を立てていって、ゆっくり時間をかけて、将史くんと上成さんとの心の距離を近づけていくしかないないかな。将史くんなら絶対出来るとあたしは思ってる。いや、確信してるよ!」

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