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第6話「一人の女性警察官」

 桜の話を聞いて上城さんは、泣きながら荷物をを急いでまとめて店から立ち去っていった。


 すごく落ちこみなから涙目の状態で小声でつぶやく。


 「小川メイド長、すごく優しそうな人なのに、どうして汐花の男ぎらいはここまでひどいのかな」


 すると桜が涙を流しながら奈々に小声で話してから、荷物を持って店から飛び出していく。


 「おそらく汐花が前に働いていたメイド喫茶のメイド長が男だったんだけど、その時に金持ちの女は 使い物にならんとか、メイドには向かんとか色々言われた挙げ句に手を出して、汐花がここに来た時には、メイド長がすでに2代目だったあたいだったから、結局あたいが続かなくてその後、初代のあたいのお父さんが、メイド長に復帰したけど、死んだからね。ちょっと将史を探してくるから待ってて」


 「探してくるってどこいったか分からないよ、桜、あっ、行っちゃった…」


 その僕は、近くにある公園のベンチに1人ですわって下を向いたまま、やっぱり自分にはメイド長という役職には勤まりそうにないことを考えていて、これからどうしようか考えていた。


 「連絡先のやりとりとかは、まだ全くしてないから、このままどこかに行ってしまおうかな」


 そして小声でつぶやいてるといきなり1人の女性警官の人がやってきて声をかけられる。


「何か困ったことでもありましたか?すごく悲しそうな表情をしてますけど‥」


 いきなり話しかけられてビックリしたけど、すごく精神的にしんどかったためその女性の人に話をきいてもらうことにした。


 「お忙しい時にすいません。実は近くにあります。メイドカフェで今日からメイド長として働くことになったんです。ところが一人の従業員が大きな声で、出ていけと言われまして、とりあえず近くに休めるところが無いか、歩きまわっていたら公園があって、ベンチもありましたので、今こうして休ませてもらっている感じです」


 すると立っていた女性警官が僕のとなりにしかも隙間なく、急接近状態ですわってくれて僕の右手を優しく触れなからこう言ってくれる。


「そこには八田桜さんがメイド長をしているところかな?そして出ていけと言われたのは、上城汐花さん‥」


 僕が思わずビックリしてしまい、少し大きめの声でこう話す。


「ど、どうしてそこまで分かるのですか?全てあってます。東京の警察官って本当にすごいんですね!」


 「別に警察がすごいわけではない。あたしは、八田真央、警視庁強行班係の警部をしている。と言っても、3年前まではメイドカフェさくらで従業員としてドSキャラ担当で仕事してたんだけどね」

 

 真央が苦笑いをしながら細かく話してくれた内容に対して、僕は少し顔を赤くしながらこう言う。 

「警部ってものすごいじゃないですか!それじゃ従業員だった時はすごかったんだろうね。あ、あの何かお願いします。


 僕が必死にリクエストをしてみると、真央はいきなり左足で僕のおしりを強くけってきて、笑いながら返事する。


 「いかがですか?ご主人様!ってな感じ。従業時代はしていたかな。なんかすごくしあわせそうなんだけど、もしかしてこう言うの好きだったりするの!?」


「うん。こういうの意外と好きです。 泣きそうなくらい幸せです」


少し涙目でありながらも、でもすごく顔がニヤけてしまっている僕に、真央は上城さんについて、まじめな表情で話そうとしていた。


このまま僕はどうなっていくのか。そして僕を探しにいった桜は、無事に連絡先を知らない状態で探し出すことは出来て、上城はこのまま戦力外通告になって辞めてしまうことになってしまうのか。


 次回、今回明らかに出来なかった従業員の件と今回の色んな出来事の展開が少しずつ明らかになっていくのか!?

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