第5話「出ていけ!」
自分とメイト女長の八田桜と課長のの神咲香の3人で東京駅から車で「メイドカフェさくら」があるところまで、向かいついにその場所に着いて、これから店内で待ってくれている従業員にあいさつをするため、僕がその入り口のドアを少し息を吸ってからゆっくりと開けていく。
するとそこには、すごく可愛いメイドさんたちが集まって全員で声を揃えてこう言ってくれる。
「お帰りなさいませ。ご主人様、お好きなお席におすわり下さいませ!」
この声を聞いて、まわりの建物の中の様子を見て、僕はものすごく良いところだなと思いなから笑顔で、従業員全員にあいさつをしていく。
「お出むかえしてくださってありがとうございます。ものすごく今、うれしいです。今日からここメイドカフェさくらのメイド長を勤めさせていただく小川将史と言います。はずかしながらこれから色々学ばさせていただくことになりますが、従業員全員が楽しく、そしてお帰りになられるみなさんにとって、楽しいひとときを過ごしてもらえるように全力で勤めていきたいと思いますので、皆さん、これから何卒よろしくお願いいたします」
すると従業から拍手をしてくれてから、メイド女長である桜が、他の従業員に向けてこう言う。
「彼は色々と知識不足で経験不足だと思います。ですが人はすごく良い方ですから必ず戦力になることでしょう。 これで6日後の営業再開は予定ではなく確定ということになりました。それではただいま私と課長の神咲さんを除いた、4 人の自己紹介を一人ずつお願いします」
そしてすごく身体全体が細い女性が手を挙げて話し出していく。
「はい、私はクールキャラを担当している立川小春と言います。小春と言ってくれるとうれしい です。よろしくお願いいたします」
続いて見た目だけでは中学生にも見えてしまい、ちょっとお腹がぽっちゃりしている女性が手を挙げて話していく。
「はい。あたしは妹キャラを担当している石塚奈々です。奈々ちゃんとか呼んでくれるとうれしいです。よろしくです。 続いて明らかにツンツンしていて桜と似ているような感じがものすごくして、でも出るところは出ている女性がゆっく 手を挙げて話していく。
「うちは上城汐花。なんでメイド長が男なわけ?初代は桜ちゃんのお父さんだったから例外として、2代目からは女性だったし、ここにいる誰かと関係でもあるわけ?」
いきなりキツイ口調で絡まれたが、落ちついて僕は上城さんに説明する。
「え、ここにおられる従業員全員の関係者ではありません。申し訳ございません。ただ仲良くしてもらえると 助かります。全力で勤めていきますのでよろしくお願いします」
頭まで下げて説明したが、上城さんは、怒り出してしまい急に僕の右の頬を強くたたいてきてこう言ってきた。
「なにが全力で勤めていきますよ!こんな人にメイド長が出来るわけないし、コイツに相談出来なんてできないから!こんな素人にうちは絶対、コイツをメイド長とは認めんから。今すぐ出て行け!
僕は取り敢えず言われた通り、急いでこの店から立ち去った。
すると桜さんは、上城さんにキツそうな目つきをしながらこう言った。
「汐花の男性ぎらいは分からないわけではないけど、今のは言いすぎだ。これはあたいからの命令だ。 今日はこのまま帰って欲しい。一応本人に言っておくけど、戦力外通告が後日届くと思っとけ。それだけの事をしたって事だ!」