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第44話「ヒートアップ」

 さくちゃんの話を聞いて汐花が不思議そうな表情をしながら小さめの声でこう言う。


「そうだったんだね。それはすごく大変だったね。で今、将史のこといつもはあんたって言うのにまーくんって言ってるんだけど‥。もしかして付き合い始めてたりするわけ?」


 汐花がそう言うと奈々もすごくさみしそうな表情をしながらこう言う。


 「付き合い始めるの?え、そんなーっ!」


 汐花と奈々の話を聞いて、さくちゃんがその2人に返事をしようとしていた。


 しかし表情が明らかに怒っているためトラブル防止のため、僕がさくちゃんの右肩を優しく2回ほど撫でてから、僕が2人に落ちついた表情で答える。



 「しおちゃん、奈々ちゃん落ちついてきいてね。2人の言うとおり僕と桜は合い始めた。みんな好きだけど、僕は桜のことが一番一人の女性としてすごく好きです。それで恋人関係になった。言うのが遅くなってしまってごめんね、2人とも」


 僕がそう言うと汐花は少し顔が赤くなりかからも僕にこう言ってくれる。


「まぁ、将史くんがやっぱりうちとが良いなってなった時はいつでも相談して!案外、時間が経つと人って変わる事が色々とあるからね」


 するとそこにさくちゃんが入ってきて、汐花に力強くこう言う。


 「何を言ってるんだよ!あたいがまーくんを飽きさせたりなんてさせないんだから!近々、子作りのことだって考えるんだから汐花。残念だけどまーくんが汐花の方が良いって言うことは絶対ないね!」


 ここに奈々が入ろうとするのだが、汐花とさくちゃんの2人の言い合いバトルが始まってしまっているで、すぐさま汐花がさくちゃんに怒り口調でこう言う。


 「そればどうかしら?うちの大きいおっぱいのほうが子作りしやすいって思うかもしれへんで。今後の将史くんの幸せのことを考えると、まだまだこれから分からないわよ!」


 さくちゃんは汐花の話を聞いて同じように怒り口調で、立ち向かうような感じでこう言う。


「あきらめが悪い女ね!まーくんはあたいを選んでくれたの!言ってる意味分かるよね?おっぱいの大きさなんて関係ないし、あたいはまーくんを幸せにするって決めてるから!」


 ここで僕が言い合いを止めようとするが、止められる感じではなく、この言い合いのレベルはヒートアップしていく。


 汐花がキレそうな表情と口調で、さくちゃんにこう言ってしまう。


 「失礼な事言ってくれるじゃない。言ってる意味は十分に理解してるから!それに本当に幸せにするのならどうして今、将史くんがこんなに痛みで苦しんでるのよ?そんなことで将史くんをこれから先、幸せにできるって言えるの?うちは、難しいと思うけどね」


 その話を聞いて、さくちゃんが下を向いて僕に小さな声でこう言う。


 「まーくん、もし汐花と一緒の方が良いのならはっきり言ってね!あたいはいつでもまーくんに助けてもらってばかりだから。そんなあたいが、まーくんを幸せにできる保証はない。子供のことだってあたいは30歳からね。年齢に少し急いでしまう自分がいるのは確か。でも汐花となら26歳たから、時間だってあるし、あたいにはないものが汐花にはあると思うから‥。もし付き合うのを辞めるのなら今のうちだよ。まーくん」


 こうして今回の思わぬ事件が発生した事と汐花とさくちゃん(桜)が言い合いになってしまった。

 そのことがより大きくなってしまい、とんでもないことになってしまっているのであった。

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