第40話「同居に向けて」
桜からのその言葉を聞いて僕は少し嬉しそうにしながらこう言う。
「そう言ってくれてありがとう。桜に言ってもらえるとこれからすごく頑張れそうだよ!」
すると桜のテンションが上っていってデレっとした表情をしなから僕にこう言ってくる。
「これからは、まーくんは、あたいのもの。そう考えるとすごく嬉しい。誰ともあたいと付き合う人なんていなかったら‥」
その話を聞いて僕は、桜を強く抱きしめながらこう言っていく。
「‥それじゃ僕は、さくちゃんって呼ぶね。さくちゃん、さくちゃんは、本当にすごく可愛くて強くて優しくて世界で一番の女性だと僕は思ってるよ」
僕がさくちゃんにそう言うと、さくちゃんは気持ちを抑えきれずこう言ってから僕の唇に長めのキスをしてくれる。
「なんでこんなところでそんな良いことを言ってくれるのよ。バカッ!もう好きっ、大好きー!」
おたがいのムードはどんどん良い感じになっていって、さくちゃんからのキスが20分くらい続いてくれる。
そこからさくちゃんが下着を脱ぎ捨てていき、僕の下着も何も言わずに黙って脱がしながら、お互い全裸になった状態で、さくちゃんが顔を真っ赤にしながら僕にこう言った。
「今からあたいのベットで二人でこの格好で寝ようか?それでもっとドキドキしよう!」
僕は桜の言った事に対して僕も顔を真っ赤にしながら返信する。
「うん、さくちゃんが良いなら僕はぜんぜん良いよ!もっとさくちゃんの事を知りたいし‥」
そして僕とさくらの2人は、この状態でベットで寝る体制をとって、しばらくの間お互い見つめ合っていた。
するとさくちゃんが自分の胸を僕の体にくっつけながらこう言ってくる。
「あたいの父は病気で死んでしまって、今あたいと真央の2人くらしなの。母は昔に死んでしまって、気づけばあたいは、仕事をただやるだけしか生きがいを感じなくなってしまってたってところかな。でも今はまーくんがいてずっと一緒にいられるからあたいの生きがいは大きく変わったのかなと思う」
僕は大事な話をされてるのは理解しているのが、すごくドキドキしてしまい、さくちゃんの背中を撫でながら返事をしていく。
「僕も今まで生きがいなんて感じたこと全く無かったからね。でもさくちゃん今まで本当に大変だったね。さくちゃんは本当にすごいと思う。ちょっと撫でさせてもらいますね‥」
僕がそう言うと、さくちゃんがすごくニヤニヤしながらこう言う。
「別にちょっと言わずにいっぱいなでたら良いんだからねっ! だってあたいたち付き合い始めてる上にこれからずっと同居するわけなんだから。あとは子づくりの方はどうするかだよな」
さくちゃんの子作りという言葉にすごく反応してしまった僕は、さくちゃんの背中をなで続けながらこう言う。
「さくちゃんって子作りってそんなに慌てなくても大丈夫だと僕は思うけど‥。ほら、仕事の都合とかもあるから色々と‥」
するとさくちゃんが急にすごく甘えたな感じでこう返事をしてくれる。
「あたい、別に急いではないけど、今、30歳だから出産のことを考えたり、あたいの個人的なえっちをしたい気持ちと体のことを考えると、次にお互い休みの日が重なった時じゃないかなって思ってるの。ねえ、あたいとその時にえっちしようよ!きっとすごく良いえっちになると思うから‥」
この時、僕とさくちゃんは、付き合い始めてこれからラブラブな生活が待っていると思っていた。
しかし近々とんでもない事実が分かる事になるとは、全くしていなかったのである。




