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第2話 「契約?」

「理由についてはこの契約に同意してくれないヤツには言えない。別にメイドカフェに行ったことなくたってメイド長になんてなれる。これから学んでいけばいいのさ。これで何か不満はあるか?不満がなければメイドになって!」

 さらにキツイ表情になりながらその女性は僕に話しかけてきたので、心の中はすごくイラッとしていたが、このまま生活出来なくなるのは、もっと困ると思っため、少し間をあけてから僕はこういった。


「分かりました。正式に同意させています。これからよろしくお願いします」


 するとそのくらい前に近づいてきて、急接近してきて、こう言ってくる。


「最初からそう言えば良かったじゃん。 あたいはメイド女長の八田桜。今の仕事は12年くらいやってるけど、女長よりもメイド長のほうが立場や役職が上なんだけど、けっこう忙しくて2年だけやってみたけど、肌荒れや精神的な疲れが酷くなって、あたいは女だから女長に自ら降格したってわけ。あたいがやってるところでは、役職にメイド長、女長、課長の3つがあって、そのうち責任者はメイト長と女長の2人と言うことになる。課長は女長の手伝い的な役割だから課長に基本に

基本的に決定権はないって感じ。、あとで東京に戻る交通費を出して、情報提供代として」


 僕はそんなにお金を持っていないため苦笑いしながら八田さんにこう言う。


 「八田さんここ三ノ宮ですよ。東京までって…1万1000円しか持ってなくてこれは今月の生活費だから出せないのですけど…逆に出してもらいたいところです」


 僕がそう言うと八田さんがいきなり僕の手をつないできて駅の改札まで連れて行きながらキツイ表情は変えないままこう言ってくれる。


「こんなところにいても何も始まらないからとりあえず新神戸まで行くしかないっしょ。 分かってると思うけどタダではないから。仕事とは別にあたいの言うことをいつても10回きいてくれると言うなら、それて情報提供代と職場までの交通費は出さなくていいことにしてやる」


 僕は、軽くため息をついてから苦笑いをしながら八田さんにこう言う。


「分かりました。それでお願いします。と言うかこれって八田さんの方が立場的に上じゃないですか?」


 「2人で話したりいる時とかはそうかもしれんな。あとは敬語は営業中とかお客さんがいる以外はやめてくれない? マジでイラッとするから。それと便利に使わせてもらうから、あたいのことは桜でいいから。桜女長とかはやめてね!」


 相変わらず桜のソンソンしている表情と言葉づかいのあらさは全くと言っていいくらい良くならないけど、僕はとりあえず苦笑いするのをやめて、普通の表情に戻してからこう言う。


 「分かったよ。それでいつまで手を繋いでるのかな?僕はぜんぜん良いけど、まわりの人からしたら恋人間係と間違えられそうだけど…」


するといきなり桜が怒り出してカバンから本格的な手錠を取り出して見せながら言ってくる。



「恋人関係!?絶対あんたバカでしょ!手を繋いでるのは、あんたが逃走しないようにだよ。なんなら手錠してあげようか!あたいの妹、東京の警視庁のトップクラスだからマジで!」


 「て、手錠は困るって、ごめんなさい。僕が悪かった。だから手錠と通報だけはやめてくれないかな。」


 僕があわてて必死で桜に頭を下げて謝ると桜は手錠をカバンに直してから少し落ちついた表情でこう言ってくる。


 「しょうがない。今日は許してあげるけど次、そんなこと言ったらマジで通報するから!分かったなら乗り場まで行くよ」



「許してくれてありがとう。それじゃここから先はお願いするよ、桜」



 仕事先を見つけた僕だが、これからどうなっていくのが不安だらけだけど、がんばってみようと思った僕なのであった。

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