第36話「初経験」
僕は顔をすごく真っ赤にしながら奈々ちゃんに大きめの声でこう言う。
「えっちなことなんてしないから!舞さんにも奈々ちゃんにも‥。そうじゃなくてもこんな出来事僕自身初めてで、すごくドキドキしてるんだから」
僕がそう言っているうちに舞さんと奈々ちゃん2人とも全て服を脱ぎ終わって全裸の状態になっていたので、僕も急いで全部脱いでいくと、舞さんが僕の体を見つめながらこう言ってくる。
「ねぇ、私の身体ってどうかな?おっぱいは小さいからちょっと物足りないように思っちゃうかもしれないけど‥」
その話を聞いて僕は思わず舞さんの裸を見てしまいながら小さめの声でこう言う。
「ぜんぜんそんなことないって!すごく可愛いくてつい、見てしまうよ。それに大きさなんて人それぞれだし、僕は舞さんのもすごく魅力的だと思ってるよ」
僕が舞さんににそう言うと急に何も言わずに、僕の方をただ見つめてきていて、その間に奈々ちゃんがこう言ってくる。
「‥あたしの方も見てよ。これは舞は完全に感じちゃってるんだけど‥。これからどうするのよ将史くん」
「ま、まさか、舞さんが僕に恋するはずないでしょ!?まだ会って初日で短時間なのに‥」
僕が奈々ちゃんに苦笑いしながらそう言うと僕の右手をにぎってから、そのままこう言いながら湯船の中に浸からせていく。
「ううん。恋しちゃった‥。だって今すごく私、トキドキしてしまってるし、将史くんに対しての一人の男性としてみてしまってる。さぁ、2人で湯船の中で体をくっつけよう?」
その様子を見ていた奈々ちゃんも急いで湯船につかっていて、僕の身体にひそかにくっつきながらこう言ってくる。
「そんなのダメだよ!それ以上くっついたら本当にえっちな事になっちゃうから。特に舞なんて将史くんの正面にくっついてるじゃないか。よし、こうなったらあたしは後からさせてもらうよ」
気づけば自分の正面と後から2人の女性の身体が、くっついてしまい、僕の身体はドキドキしすぎて可笑しくなってしまう寸前まできている。
この時思わず僕とは、すごく幸せな気持ちになってしまっていた。
そのため僕のたってしまっているものが、正面にいた舞さんのお腹にしっかりと当たってしまい、舞さんは、すごくえっちな表情をして鼻息をあらくしなから僕にこう言った。
「あっ、これすごく良い。こんなの私、初めての経験だよ。あっ、すごくえっちがしてみたくなってきちゃった‥」
その言葉を聞いて、今度は奈々ちゃんがいきなり立ちあかって舞さんの目の前に立って、奈々ちゃんの下半身を僕に見せつけるような状態になってから、僕にこう言ってくる。
「そんなこと絶対ダメ!ほら、あたしの身体をゆっくりじっくり眺めて。あたしとえっちしたくなってきちゃったでしょ?」
このままでは僕が性的におかしくなってしまって、どちらかがえっちな事をしてしまいそうと思ったので急いで湯船からぬけ出す。
あわてて脱衣場に移動しながら舞さんと奈々ちゃんの2人にこう言った。
「ほ、僕がおかしくなるから先、あがるよ!」
すると舞さんと奈々ちゃんの2人もあわてて湯船から出て、脱衣場まで追いかけてくる。
この時、完全に舞さんも奈々ちゃんも理性を失っていて、性欲がなぜかすごく高まっていたので、僕は自分の脱いだ服を全部手に持ってお風呂場から急いで脱出し、服を着てから石塚家から逃げ出した。
こうしてとんでもない事になってしまうトラブルをなんとか事前に回避することがの出来たのであった。




