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第27話「まもなく営業再開!」

 あれから桜との関係はなんとか元に戻ることが出来て、ついにむかえた「メイドカフェ さくら」の営業再開当日、僕は朝6時から桜と一緒にに出勤する。


 勤務の確認と更には従業員全員の勤務表目の作成と

店の価格設定の最終確認をメニュー表を見ながらしていた。


 すると、桜が隣で今日の勤務表を見ながら僕に話しかけてくる。


 「いつもは、朝9時からオープンだけど今日は営業再開当日と言うこともあって7時スタートだから。汐花と奈々もそろそろ来ないといけないから大変だよな」


「そうだね。午前出勤は今日は7時からだけど、9時〜17時までで、午後出勤が17〜23時って感じになってるから午後出勤の香さんや小春ちゃんさんは、もう少しゆっくり今日は出来そうだね」


 僕が桜の表情を見ながら返事をすると、桜が小さなあくびをしながらこう言う。


 「でもメイドカフェって日中の方がお客さんは意外と多いんだけどね。夕方と夜は店の近くにキャバクラがあったりするのと夜の店が開店していく時間帯でもあるからなんとも言えないね‥」


 その話を聞いて僕は苦笑いしなから桜に話しかける。


「確かにそうだね。ても僕はキャバクラよりメイドカフェの方が絶対良いけどね」


 すると桜が少し怖そうな表情をしながら僕に少し大きな声とこう言ってくる。


 「一応言っておくけどメイド長なんだからあんたは、夜の店に行かないようにね!えっちな事ならあたいがひき受けるから、絶対約束守ってよ!」


 僕は、桜の背中を優しく撫でながら返事していく。


 「心配してくれてありがとう。大丈夫だよ、桜がいるのになんで夜の店にいったりしないといけないんだよ‥」


 僕がそう言うと桜が少し笑い出しながらこう言ってくる。


 「あっ、うふふっ。てもあんたはどっちみちムリだね。だってそんな大金ないから。1回で安くても2万円〜5万円くらい必要なはずだから、落ちついて考えて見たら、今のあんたの予算じゃ大丈夫ね。これはあたいの考え過ぎだった」


 その話を聞いて僕は、桜にこう言いながら汐花に電話をかけるフリをする。


 「桜、それはちょっとひとくない!?ちょっと傷ついたから汐花に電話しようかな‥。まだ出勤してないから場所確認も含めてだけど」


 すると、とんでもない質問をまじめな表情でしてくる。


 「あ、あんたってそんなにおっぱいが大きい女性が好きだったりするの?もしかして‥」


 まさかの思ってもいなかった質問に対して僕もまじめな表情で返事をしていく。


 「そんなことないよ。確かに汐花や奈々のは大きいかもしれないけど、僕はそうところで判断したりなんて全くしていないから。それに今のは電話をかけるふりだから大丈夫だよ」


 僕が桜に自分が思っている事などをしっかりと説明していくと、理解してもらえた感じである。


 桜がやんわりとした表情に戻りながらこう言った。


「そうなんだね‥。そっか、それならぜんぜん良いんだけど」


 そして汐花と奈々も出勤してきて僕は開店10分前に店の入口や自分を含めて従業員全員に館内や手などの消毒を行い、万全な体制にしていく。


 もちろん帰ってこられるお客様にも消毒のサービスは行い、この役割は僕が担当することになっているのであった。


 いよいよ「メイドカフェ さくら」が営業再開の時をむかえていく。 

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