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第18話「息抜き」

「うーん、僕はビールとかお酒類は全く飲めないから、奈々ちゃんと同じメロンソーダのフロートのLサイズにしようと思う。あとは軽食はフライドポテトがあるらしいからそれにしようかなと思ってるかな」


 僕が奈々ちゃんにそう言うと、奈々ちゃんはものすごく笑顔で少し大きめの声でこう言う。


「それじゃ、あたしもメイド長と同じにします!」  その話を聞いて僕は、奈々ちゃんに苦笑いしながら返信する。


「奈々ちゃん、別に自分のお金と注文するんだから、奈々ちゃんが好きなものを注文したらいいんだよ。合わせる必要はないから。本当に同じもので良いの?」


 僕が奈々ちゃんに確認をすると、奈々ちゃんはさらに笑顔で答えてくる。


 「はい。同じものがあたしは良いです!さっそく注文して使いですか!?」


 他の従業員にも訪ねてみてまとめて店員さんに注文しようと考えているため、僕は奈々ちゃんにこう言ってから、奈々ちゃんの前に座っている神咲さんに話しかけてみる。


 「ちょっと待ってもらえるかな?他の人のも聞いてまとめて注文しようと考えているからごめんね。 神咲課長はメニューとかってお決まりなんですか?」


 すると神咲さんが少し笑いながらこう言ってくれる。


 「課長って固すぎるよ!私のことは香で良いよ。その代わり仕事中以外は、将史まって呼んで良い?」


「えっ、そうなの?それじゃありがとう!もちろん行って呼んで良いよ」


 僕が香さんにニコッとした表情でそう言うと、香さんもなぜか笑顔になってこう言ってくる。


「良いの?ありがとう、将史くん。えっとメニューだよね?私、こういうの考えるのってけっこうめんどくさく感じてしまうタイプでね‥私も将史くんたちと同じのにするよ!合わせてるとかじゃなくてね‥」


 僕は香さんにふつうに返事をしてから次は、僕の目の前に座っているしおちゃん(汐花)に話しかけていく。


 「そうなんだね。確かにこう言って考えるのしんどいあるよね。汐花はどれにするか決めたのかな?」


 するとしおちゃんも香さんに似たようなことをズバッと言う。


 「うちも考えるのめんどうでね。それにうちも個人的にメロンソーダとポテト好きだから同じのにする!違うの注文しないでよね、頼むから!」


 僕はしおちゃんに苦笑いしながら返事をしてから桜の目の前に座っている立川さんに話しかける。


 「はいはい。分かったよ!ちゃんと同じのを注文から。立川さんはメニューとかって決まりましたか?」


 立川さんはとてもクールな性格ということもあるのが、こう言ってきた。


「私は普通のビールとソーセージ3本セットにします。やっぱりこう言うところで息抜きをすることは大切だと思いますから」


 立川さんの話を聞いて僕は、すごく納得した表情をしながら、桜に質問しようとしたら既にメロンソーダフロートとポテトが書いてあるところを指さししながら僕の方を強く見ていた。


 1人だけ隣のテーブルに座っている平井さんのところまで移動して話しかけてみる。



 「ビールとソーセージってけっこう良い組み合わせですもんね。分かりました。ちょっとテーブルを移動させてもらいまして‥。平井さんは注目する内容って既に決まってたりしますか?」


 僕がそう言うといきなり平井さんが、べったりとくっついてきて、さっき心が病んでいる状態が一転して甘えたタイプになっていた。


 何故か少し涙目になっていたので、これから僕は平井さんの話をもう少し、じっくりと聞いてみようと思った。


 はたしてどのような精神状態であるのか、次回明らかになっていく。

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