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第14話「営業再開直前」

 今度は僕がお腹と左右の太ももにキスをしている と、桜が密かに美しい喘ぎ声を出してくる。


「いや、あんっ。いやんっ!あんたちょっとこれはダメだよ。あたいがすごく感じやすいところなのに、あんっ!」


 その後、唇へのキスをした時には、桜は下半身が2度ほどビクッとなってから気づけば、そのまま2時間程度寝てしまっていた。


 それから営業再開までの残り1日前となる3日間は、僕は桜の家で、仕事の「メイドカフェさくら」の詳しく仕事内容やこれからどうしていくべきなのかについて話し合った。


 まだ出来ていなかった昨年度の年間の細かな売り上げデータなどの書類作成を桜に作成方法を教えてもらいながら僕は朝から夕方くらいまで、ほとんど休まずに働いた。


 そして2日前の夜に桜がスケジュール帳を枕元で、電気をつけながら見て、僕にあることを教えてくれる。


 「いよいよ、明日は営業再開前日と言うこともあって忙しいぞ。午前は店の掃除と従業員全員のメイド服の服装チェック。このチェックは、帰って来られたお嬢様やご主人様が見て、身だしなみについて大丈夫かどうかを確認するためのもの。 そして午後からは、従業員を含めた新年度会が店の中で行われる。つまりまだあまり話せていない従業員もたくさんいるでしょ?だからみんなとの仲を深める会だと思ったら良いんじゃないかな。と言ってもあたいとあんたは、ずっと会ってるから、この会のする意味はよく分からんけどな‥」


 その話を聞いて僕は久々に仕事の表情で桜に返事をしていく。


 「ここ最近は色々ありましたけど、なんだかんだ桜のおかげで、楽しい毎日でしたからね。本当に感謝してます。そろそろメイド長としての実力を出していきたい場面ですから一段と気合いが入ります。午前はだいたい分かりますが、新年度会っていつもどんな感じなんですか? あまりそういう会には参加したことががないもので‥」


 すると桜が少し苦笑いをはから説明してくれる。


 「あっ、一つ言い方が悪かった。店の中って言うのは、このさくらの中ではなくて、その近くにある飲み屋さんのことねそこでチューハイやビール、お酒などを飲める人は飲んでるかな?でもアルコール濃度が高すぎるものは、仕事の時にトラブルにならないようにって言う理由で禁止されている上に、開催時間も午後2時から6時までで、次の日に出来るだけ身体にアルコールが残らないようにするためだね。もちろんジュースや軽食の本格的な食事も楽しめるから気にしなくて大丈夫だから」


 桜の説明を聞いて僕は思っていることを話していく。


 「そう考えると、明日の新年度会と仲良くなれていない従業員とも、そこで仲良くなっていけるいいな。意外と僕、女性との関わり方ってよく分かってないし‥」


 僕がそう言うと桜がすごく笑いながら言ってくる。


 「あんた今さら何言ってるのよ!あたいと汐花をここまで絡めておいて、よく言うわ!あたいと汐花をここまで絡むことが出来てるんだから。あんたからしたら他の従業員と関わることなんてきっと朝飯前でしょ?ハハハ。」


 「なにをそこまで笑ってるのよ。だってまだ他にもいろんな人がいるのに、全員と仲良くなんて難しいですって。桜は、すごく良い女性だからこうして仲良くなれてるんだって」


 自分が思っている事を僕は、さりげなく恥ずかしそうにしなからも桜に伝えると、桜はものすごく顔を真っ赤にしながら大きな声でこう言ってきた。


 「何がすごく良い女性よ。あんた本当バッカじゃない!!そんなこと言われたってあたい、あんたと付き合う気は全くないから。」


 いよいよ営業再開まで、残り2日と迫り明日は午後からの新年会で、どのようになっていくのだろうか。

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