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あとがき

【書き始め】

この「世間知らずの転職活動」ですが、無印5話、フリー編36話、途中「まとめ」で1記事で、全部で42記事書きました。

この「あとがき」を入れると全43記事になります。


後半は少しもたつきましたが、書き終えることができてよかったです。


スタートの「世間知らずの転職活動 その1」は2020年9月9日に書き始めました。


2020年の夏に10年ぶりの転職活動を始め、自身の過去の経歴を見直してる中で、少し経歴をまとめてみようと思ったのが始まりでした。

書きながら、少しずつ最初の転職のときの騒動や、2000年の個人事業主時代の面白かった仲間たちのことを書いて残しておきたいと思うようになったのです。


ですので、最初は5話くらいで終わる予定だったのですが、私の文章のまとめ方が下手くそなせいか話がまとまらず、こんなに長くなってしまった。というのが真実であります。


物語はセミフィクションですので、当時、経験したことをベースにデフォルメしつつ、面白く(なってるか?)書いているところもありますので、ご容赦ください。


【ふりかえり】

当時、新卒で入社した会社で汎用機のエンジニアとして3年半COBOLをやっていたのですが、元々はオープン系(当時はそう言ってたな)・WEB系のエンジニアになりたかったので転職をすることになったのですが、技術できな経験がない中で転職が難しし状況に陥ってました。


自分のスキル不足、アピール不足(今もそうですが・・・)などで、辿り着いた先が、物語に書いてあるように、前職の先輩の奥様の紹介で、個人事業主だったのです。


なんとか仕事につけたものの、その現場で思い知らされたのはIT業界の超多重請負構造でした。


当時、私は本当に世間知らずで、こんな多重請負構造があることも知らなかったですし、報酬が月額30万円というのも、「そんなものか」と訳もわからず受け入れてしまっていました。


無知ってホントに怖いです。


その当時は、まだSESという言葉はなかったような気もしますし、もしかしたら知らなかっただけかもしれませんが、物語の個人事業主からI社に入社してから、SESという名前を耳にし始め、その実態を目の当たりにするのです。


I社もSESがメインの会社としてスタートしてます。

私は物語の次の仕事として、エンドユーザーにソリューション提案し、受託開発のPMをやらさせていたきましたが、私以外のエンジニアは全員、現場にSESで常駐していました。個人事業主、契約社員、社員の全員です。


私は、営業の責任者かつ役員の方と二人でソリューション事業を担当しました。いわゆる新規事業とでも言うのでしょうか、役員とふたりでお客様のところを周り提案活動です。このときにPowerPointで提案書をたくさん書いて、上手くなったのはよかったなと思います。


その後、数年かけて受託開発を少しずつするようになり、そこでもPMを任されたりしましたが、リーマンショックでI社が結構な打撃を受けまして、待機エンジニアの増え過ぎ、働いている者の給与がカットされるなど、いろいろあって私は転職をすることにしたのです。


それが11年前 I社を辞める2009年の年末の出来事です。

翌年の2010年の前半、大不況の中、転職活動をしておりました。

もしかしたら、これも物語になるのかな?とか思ったりして・・・w


次はSESの会社に入社するのは、ヤメようと思っていたのが懐かしいです。


【SESって???】

途中書いたと思いますが、SESは多重請負構造になりがちです。


しばらく、SESとは縁の遠い仕事をしていたので、少しずつ意識が薄れていましたが、物語を書きながら、そして、Twitterなどを見てると、当時の多重請負構造に対する、エンジニアとしての漠然とした疑問というか怒りというか、そういう感情を思い出してきたのです。


いまの世の中、SESって言葉が流通し過ぎて、いろんな形態でやられている会社もたくさんいるようですが、いちエンジニアとして、多重請負構造の何重もの下の会社から現場に行っていた身からすると、悔しい思いもそれなりにしてきたのも事実です。


SESの会社って、胸をはって言えるような方は、それはそれで良いのだと思います。

ただ、私、個人としてはIT業界として、SESって本当に必要なのか?とは疑問に思っていたりします。


【多重請負構造】

たとえば・・・、ざっくり書いていますので、そうじゃない場合もあるっていうのは理解してますので、ツッコまないでください。

私が過去経験したこと、見てきたことの中のホンの一部の例です。


システムを開発するとき、お客様が「こういうシステム作りたい!」とどこかにお願いしたいと思ったとき、まずは、ある程度有名なSIerなどに、見積もりを依頼し、発注することになるでしょう。


すると、その有名SIerの子会社が下請けとなり開発を進めることになります。

その子会社は関連会社、協力会社からそのプロジェクトで必要なスキルがあるエンジニアを募集します。


「JavaができてDBはOracleで、フレームワークはこれ。場所は大手町で、月60万円のエンジニア募集です!」みたいな感じで、プロジェクトに必要なスキルを定時するわけです。


そして、それを受けとった関連会社、協力会社は、そのスキルセットにマッチする、いや、かすったスキルを持つエンジニアを提案するのです。


そして、スキルシートのやりとりがあり、スキルがマッチしていたら面談です。


面談も採用する側も技術が分かる方が来てくれれば良いのですが・・・。

そうでない営業の方やPMの方がエンジニアの面接にいらっしゃると、スキルシートに書いてある文字が、案件の必須スキルとあっていれば、あとは人柄で参画が決まってしまうことも・・・なくはありませんw


プロジェクト参画して、仕事がちゃんとできれば良いのですが、そうでないことも多いので、物語のような炎上も起こりやすくなっているのだと思います。


多くの方は、ちゃんとスキルのチェックをしてるとは思いますが・・・。


また、物語の私のように、そのエンジニアは協力会社の3つ下の協力会社と契約している(してなかったですが)個人事業主のエンジニアだったりします。


お客様に1人月100万円と見積もったエンジニアが、実際には月30万円をもらっている個人事業主という状態ができてしまいます。


お客様は100万円払っているので、100万円の価値を求める。

エンジニアは30万円もらってるので、30万円の価値を提供する。


そんな70万円のギャップはどこに行くのでしょうか?


とはいえ、エンジニアは30万円しかもらってないから、これくらいしか働かない、という意識さえ働きもしない場合が多いと思いますので、言ってみれば市場で30万円のエンジニアが100万円もらえる仕事をしている状態、と言った方が良いのかもしれません。


あいだの会社?】

さらに、プロジェクトを推進する会社と、エンジニアの所属する会社の、間にいる会社は、そのエンジニアがプロジェクトに参画し続ける限り、人月の5〜数10%などを収益として手に入れることになる。


エンジニアがプロジェクトが忙しくて残業したのならば、その残業代もプラスされた状態で、間の会社にお金が入っていく。


間の会社の人には、プロジェクトを推進する会社の人も、エンジニアが所属する会社の人も、誰一人、会ったことがないということも、当たり前にあるのです。

そう、誰がやっているか分からない会社にチャリンチャリンしていく・・・


そんなことは普通にあるのがSESですし、エンジニアは少なくともそれは分かっていた方が良いのだと思います。

私は無知だったんです。


案件紹介してるじゃん!その費用でしょ?って言いたいのも分からなくないです。

仕事の紹介ではありますので、費用が発生するのは否定しません。


でも、最初に紹介手数料5万円!とか言って、渡して終わりじゃダメなんですかね?

これは人材紹介業になるからまた違う業種になる、ということでしょうか?

エンジニアの働いた時間に比例して、働いている期間、ずっと、マージンをとる意味ってなんなんでしょうか?


物語の舞台である2000年

10年前I社を辞めた2010年

そして昨年の2020年


なぜか、10年ごとに転職活動をしている・・・。

今回、2020年の夏に転職エージェントにお会いして話をしていたら、「SES業界もホワイトになって、昔みたいに残業も多くなく、所属会社もエンジニアのスキルアップに取り組んでる会社が多いです。」なんて言われました。


エンジニアの価値がしっかりと認められた、対価をもらって働けてるのでしょうか?

SESで働くことに対して、エンジニアももっと意識しなければいけないと思うのです。


そして、エンジニアのことを考えるって、どういうことかを、会社にも考えてもらいたいとも思います。


【最後に・・・】

2020年に転職活動をしていて、高級文房具と揶揄されるコンサルタントの働き方に出会いました。


いつの間に、そんなものが・・・と思いつつ、単なる案件とコンサルタントのスキルマッチングになっていることは、とても不思議に感じたのでした。


SESに似てる??? 実態がよく分かりません。


お客様が喜ぶITサービスや自身のITスキルを提供するためには、エンジニアやコンサルタントが、そのスキルを適正に評価され、その対価をもらう必要があるのだと思っています。


こんなことを、こんなに長く書くつもりは、あまりなかったですが・・・


プログラミングスクールに行って、プログラミングを学んで、SES会社経由で案件につく、そんなことも多いと見聞きしましたので、エンジニアの方には実態はわかっていて欲しいなぁとは思っています。


細かいところを言われれば、ツッコミ万歳だと思いますが、「世間知らずの転職活動」を書く中で、湧き出してきた「いちエンジニア」の素朴な疑問と思っていただければ幸いです。


最初から最後までご覧いただいた方、途中少し読んでくれた方、この記事だけ呼んだ方、少しでも読んでくれただけで嬉しいのです。


【最後の最後に・・・】

ちなみに、2023年のいま

noteで書き終えて2年経ち、こちらに再投稿することにしました

きっかけは

2023年から僕は個人事業主として、フリーランスのPM・PMOとしてお客様先に常駐し働きはじめたことです。


2020年に転職した後、2社ほどで働きましたが、SES的な発想が当たり前になっていることに馴染めませんでした。

「技術に強い会社」「新規事業できます!」

と、DXがもてはやされる世の中で、格好良くブランディングされていましたが実際は営業の会社でした。

SESでたくさんのエンジニアを仲介し、チャリンチャリンさせる。

そのあがりで社内で一部の人が売れない開発に勤しんでおりました。

まぁビジネスとしては、やりやすいし、効率的だし、フェルミ推定的だし・・・ねw


どちらの会社もインターネットでの調査がうまく

お客様のご提案書も、検索すればでてくるものばかりでした。

自社の売りってなんなん?って思いながら働けなかった柔軟性のない人間だなぁなんて自分を責めた2年でした。はい。


これから、ずっとフリーランスで働くことになるのかわかりません。

法人化はするでしょう。

ただ、これまで書いたSESの会社にはならないだろうな、なんて思ってはいます。


それでは、これで本当に最後です。


本当にありがとうございました!


また、別の物語が書けるといいな?と思っていますので、その際には、また、ご覧いただけると嬉しいです!



最後までお読みいただきありがとうございました!

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