新体制の発表
フリー編
契約のことでZ社の川原社長、木本常務と打ち合わせをしたが、夢のような漠然とした話ばかりで不安ばかりの内容であった。
一方、I社飯田専務の心強い言葉のもと、年末納期のプロジェクトの成功に気持ちを切り替えるのだった。
【新体制の発表】
一週間ちょっとの林田チームの現場調査が終わった。
週が明けると、新たな体制の発表ということで、皆が会議室に集められた。
林田:「皆さん。集まってくれてどうもありがとう。この1週間、皆さんからヒアリングをさせていただいて、年末のリリースに向けて、新しい体制を組みました。」
林田さんが、プロジェクターで新しい体制図を映し出した。
林田:「現場、いるメンバーの名前しか乗っていません。ただ、年末リリースということで、スケジュール的には厳しいのは間違いない状況です。人が増えることもあると思いますが、まずはこの頑張っていきましょう。」
隣に座った大川さんがヒソヒソと話しかけてきた。
大川:「やっぱり、言ってた通りだったね。」
私:『うん。たしかに。でも、これで、Tシステムでなくて、Fシステムで直接プロジェクト回せるから体制を立て直すには合理的だと思うよ。』
大川:「そうだな。この体制が順当だよね。」
2人でそう話していたが、ここにいる多くのメンバーは同じように思っていただろう。
【新体制】
新しい体制では、PMとして林田さんが、そのサブには旧プロジェクトのPMだった山崎がなった。
その急プロジェクトのサブだった石山さんは入力SS、連携SSの責任者になった。
このサブの石山さんが、もともと全体の仕様を把握していた。
旧プロジェクトでは、仕様を石山さんが、設計部分をTプロジェクトが、という役割の比重が高く、石山さんに負荷が集中していたところがあった。
今回、その石山さんに集中していた仕様と、Tシステムの設計部分を、それぞれ、Fシステムの社員が担うことになったのだ。
経費SSには田中さん。林田さんの右腕のような存在の人だ。そして、課金SSには服部さん、請求SSと支払SSには川島さん、JCLには水原さんが責任者としてつくこととなった。
そして、私は課金サブシステムの担当から外れ、JCLチームの専任として、水原さんと全体のJCLを担当することとなった。
なお、この体制で12月末のリリースを目指すが、ほぼ同時のタイミングで人員管理プロジェクトもリリースを迎えることとなる。
12月末で、Tシステムと人員管理プロジェクトのメンバーは解散になるということも発表された。
このタイミングで町田遊軍も解散となったのだった。
【新商流】
そして、私の契約だが、契約自体は上田さん、ということになっているようだ。
Z社の木本さんが、上田さんから私の報酬を預かり、私宛に振り込んでくれる、ということになった。
いったん、12月末のリリースまでこの契約で進まざるをえないが、その間に年明け以降の契約をどこと交わすのか、決めていかないといけない状況である。
まだまだ、前途多難なプロジェクトだが、新体制で進めていけば、リリースできるのではないか?という希望も見えてきた。
町田さんは心配だけど。。。
JCLチームの専任となって、その責任も噛み締めながら、個人事業主として初めて携わったたこのプロジェクトで、やるべきことをしっかりとやっていこうと、改めて前を向いて進むのであった。
つづく
※この物語は経験をベースにしたセミフィクションです。
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