表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大賢者の初期魔法遊記  作者: 日向首席
9/26

準備と装備と私のイメージ


 私たちは、アクアスの討伐クエストに向けて準備を始めていた。 体力回復、毒、爆薬などの各種ポーション、魔力回復のための魔石を用意し、アイテムは万全だ。お金はギルドが立て替えてくれる。

「さて、次は何がいるかな?」

「やっぱり装備じゃ無いですか?2人ともその格好だと防御力が低いですし、何より目立ってしまいます……」

「確かに……」

 ……そう、私たちはこの世界に来てからずっと学校の制服のままなのだ。

「まあ私の防御力は装備でどうこうできるレベルの低さじゃ無いけどね!」

「空音はもっと危機感を覚えなさいよ。下手したら死んじゃうかもよ?」

「避けりゃいいんでしょ?ホッ!ホッ!」

 空音が情けない反復横跳びをして見せる。


「全然すばやさ感じられないけど……」

「ま、まあステータスは戦闘の時にしか反映されませんからね……」

「それおかしいよねー!琴葉に高速ビンタぶちかましたかったのに~……」

「そしたらこっちも魔法で応戦してやるからね?こっち測定不能の魔力持ってんだから」

「そう言えば、何で琴葉さんはそんな力持ってるんですか?元賢者だったとか?」

「う~ん...それが私にも分かんないんだよね。転移特典?」

「……?転移?どこからですか?」

 あっ……やっべ。


「琴葉はあたおかな所あるからね~あんまし気にしない方がいいよ! 」

「あっ……触れないでおきます……」

 え、何で私がやべーやつみたいになってんの?フォローしてくれたのは有難いけど、私のイメージが……。


「あっ装備屋さんありました!あそこで買いましょう!」

「う、うん……そうね……」

 こうして私は若干傷つきながらも、魔法使い風のローブを手に入れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ