8. チュートリアル編Part4
チュートリアル編最後です!!
「やべぇっ!!!」
ギリギリ受け身取れたけど、これ受け身とれなかったら死んでんぞ!?
「よっこいしょっと。エディーラー、大丈夫かー?」
(我は全然平気だが、天龍はまだ弱いんだ、そっちの方が心配であろうに。)
「俺はいーんだよ。でもあれだな。まだ弱いのにあの威力はおかしい。」
そーだよ。なんだあの威力。バカじゃん。
「鏡月さん!!!やるなら私にもやるって言ってくださいよ!!!おかげで死にかけたんですけど!!」
「あれ、言ってなかった??わりぃわりぃ。」
「もぅ、酷いですよ。」
この後、イアの機嫌も取りながら、スキルの試しをしていった。
え?ほかのスキルは?って??見たいか??全部同じ感じだったわ。
それに、今回はあんまりやれるやつ少なかったし、また使った時にでも見れるからいいだろ??
「じゃあ、スキルの試しも終わったことだし、練習に入るから、こっちの空間で1週間経ったら教えてね。」
「分かりました。私も見学してますね。」
「りょーかい。巻き込まれるなよ??」
「そんときは守ってくださいね。」
「あー。はいよ。気が向いたらな。
んじゃ、エディーラ、スパ相手頼む。」
(承った。このエディーラ、全力でお相手しよう。)
じゃあ、人型になってくれたエディーラとスパーリングでも参りますか!!!
――――それから1週間(現実だと1時間)後――――
「鏡月さん、1週間経ちましたよ。」
「あれ??(シュンッ)もう??そっ(ドゴッ)か。そんなもん(バキッ)か。今終わるー。エディーラー。終わるぞー。」
(なにっ??もうそ(ドガンッ)んな時間か。物足りんな。)
「許してくれよ。俺のスキルの〔箱庭〕で生活してればいつでも相手が出来るしさ。」
(ふむ。それもそうだな。では、次で最後の攻撃としよう。)
お互いに向き合い、構えた。
次の瞬間、
「おらっ!!!」
(ふんっ!!!)
ズガガガッドゴッバキバキッドンッッッ!!!!
互いの拳がぶつかり合い、地面がドーム型に凹んでいた。
「…ふぅ。おつかれ。最後死にそうになったんだけどどゆこと??」
(我のスキル〔手加減〕を使っていたのだから死にはせん。それに、これくらいでなくては、技術は上がらんだろう??)
「それもそうだな。」
…あれ、イアが黙ってる。どーしたんだろ??
「や!り!す!ぎ!で!す!」
「おあっ!?」
「どーしてあなたはいつもこーやりすぎるんですか!!」
「す、すみません…」
「今回ばかりはもう許しません!!あのですねぇ、あなたはいつもい………………」
とても長い説教だったと言っておきます。
「ふぅ。スッキリしました。それで??スパーリングを終えて、スキルレベルなどはどうなっていますか??きっとその調子だと新しいスキルとかも会得しているでしょうし。」
「そーだな、見てみるか。」
あれから見てなかったし、どーなってるだろーなー
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『鏡月』 種族 : 混 合 種 Lv.5
HP : 252/252
MP : 852/852
[職業]
テイマー Lv.2
サモナー Lv.2
[ステータス]
STR : 73
VIT : 33
INT : 97
MND : 97
AGI : 277
DEX : 113
LUK : 9999(固定値)
バトルP : 40
スキルP : 10
[スキル]
・ノーマル
〔隠密 Lv.1〕→→〔完全隠密〕
〔隠蔽 Lv.1〕→→〔完全隠蔽〕
〔爪殺闘術Lv.10MAX〕〔集中Lv.10MAX〕
・ユニーク
〔魔力操作〕〔AGI倍化〕〔手加減〕〔不休〕
〔逆境〕〔血闘術Lv.6〕〔魔闘術Lv.7〕〔冥闇魔法Lv.8〕
〔幻想魔法Lv.5〕〔無極魔法Lv.4〕〔時空魔法Lv.5〕
〔鍛冶〕〔装飾〕〔付与〕
・ジョブ
〔テイム Lv.1〕〔サモン Lv.1〕〔従魔術 Lv.1〕
〔指揮〕〔付与魔法 Lv.1→9〕
・種族
〔龍魔法〕〔ブレス〕〔龍闘術 Lv.2→8〕〔神罰〕
〔龍神化〕〔轟雷魔法 Lv.3→10MAX〕〔精霊語〕〔精霊眼〕
〔精霊化〕〔浮遊〕〔天眼〕〔箱庭〕
・エクストラ
〔強欲〕
[称号]
最強種族、天文学的確率を引き当てた者、管理者の名付け親、極龍の親友、雷を極めし者、時空を統べし者、大罪保持者、3大魔法を会得した者
[加護]
〔極災龍『エディーラ』の寵愛〕
[装備]
・武器
鉄製の篭手
・防具
初心者の服
初心者のズボン
・アクセ
なし
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ふぅ。落ち着けー落ち着けよ俺。
またチートが加速したからといって暴れることは無い。むしろ、難癖つけてくるやつを撃退しやすくなると考えるんだ。
よし、そーだぞ月冴。そーだぞ鏡月。そう考えてるとなんか冷静になってきたぞ。うっし、落ち着いた。
「まぁなんというか、やりすぎたな。」
「これはやりすぎましたね。」
(そうか??我から見ればまだまだいけるが…)
「これ以上やると逆に目立ってエディーラに構えなくなるから却下。」
(なにっ??それは困るな。却下だ却下。早う移動せぃ。)
「ちょっと待てって。先に〔箱庭〕に戻ってな。」
(うむわかった。またの。天龍よ。)
「おう。早いうちに遊びに行くよ。」
とりあえずエディーラは戻ってったな。
さてと、
「これから向こうに行こうかと思うけど、あとなんか説明忘れてるとかない??」
「では、最後にメニューについての説明を。」
「おい待て。それ一番大事なや「まず、頭の中で、メニュー、とイメージすると、その画面が目の前に出てきます。」…被せんなし。……ほい。出てきたぞ。」
「その画面には、ステータス、装備、アイテム、設定、ログアウト、の5つのボタンがありますね??それらを押すと、各項目に移動できるので、覚えておいてください。また、向こうへ移動した際、ステータス欄に所持金の項目が追加されますので、そちらもお忘れなく。」
「おう。分かった。」
「では、これは私からの餞別ということで。手をお出し下さい。」
「ん?こうか??」
俺が手を出すと、イアがスっと近づいてきて、手の甲にキスをした。すると、
ピコンッ
【加護〔無精霊『イア』の寵愛〕を手に入れました】
【チュートリアル完全クリア報酬として、10,000G・ランダムスキル獲得券×2・ミスリル鉱石×10を手に入れました、ここで手に入れたアイテムは譲渡不可のため、お気をつけください】
………………はっ????
「何かありましたら、その称号よりご連絡くださいね??私がすぐに行きますから!!!
では、行ってらっしゃいませっ!!」
「ちょっと待て、待ってってば、おい!!待ってくれぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
俺の叫び虚しく、向こうへの移動が開始した。
【大罪スキル保持者のため、転移先がランダムに設定されました。ランダムの結果より、《最奥の森》へ転移されます。】
不穏な個人アナウンスを残して。
―――to be continued―――
おはこんばんにちわ。
次からはちゃんとゲームの世界の話になります!!たぶん、ここからチートが加速していきますので、お楽しみに。
第10話で一旦諸々の設定を載せていこうかなと思うので、ご了承くださいませ。
それでは、感想コメント・ブックマーク等よろしくお願いします!それではまた!!