5. チュートリアル編Part1
お久しぶりです。作者です。
いやー、大学の方でちょっと色々ありましてですね。期間が空いてしまいすみません_(。。)_
今日からチュートリアル入ります!!
それでは、どうぞ!
「おぉ!!これはすげぇ!!」
さすが売りにしてるだけある!!
なんか、風の吹く感じとか、草木の揺れもリアルで、心無しか自然の匂いがする。ここまでリアルにできるもんなんだな。
「ここは、チュートリアル専用のフィールドですね。モンスターとかは、こちら側で指示しない限りはスポーンしないようになっています。」
「ここではどんなことするの??」
「まず、知っておかなければならない必須事項の説明と、あとは、鏡月さんが希望するチュートリアルを行います。戦闘から生産、あとは、各スキルの試しなどですかね。」
「なるほど、じゃあ早速お願いしようかな。」
「はいっ。それではまず、必須事項からですね。」
必須事項としての説明は、こんな感じだった。
・時間の進み方は、現実の1時間で2時間分進む
・デスペナルティは、基本的にステータス半減と持ち金減少。アイテムは減ることは無く、PKされても盗られる心配はない。
・NPC達はちゃんと生きている。
・基本的に何をしてもいいが、他人への過度な迷惑はしない。
・困ったらすぐGMコール
結構違反的なものに対する縛りがあってよかった。酷いのだと、無法地帯と化してるやつもあるから、比較的安全かもな。
「ここまでで、何か分からないことはありますか??」
「あ、パーティーとかって上限は?あと、従魔はそれに含まれるのかも知りたいかな。」
「鏡月さんはテイマーにサモナーという職なので、特に知りたい情報でしたかね。
まず、パーティーは6人が上限になっていて、従魔は含みます。また、経験値はパーティーの人数分で割られて配分されます。
ドロップは全員に同じく渡りますが、レアドロップはそれぞれランダムなので、全員必ずゲット出来る訳では無いですね。」
「おっけー。大体これからの自分の動きが確定したから、次にいってみよー。」
「それでは、続いて希望されたチュートリアルを行っていこうと思いますが、如何なされますか??」
とりあえず、ゲームが始まったら基本ソロ活動になるとして、とりあえず戦闘をしつつ、全スキルは試して見たいかな。
あとは、チュートリアルやってスキルが手に入るなら、鍛冶と装飾と付与の生産チュートリアルはやってみよう。
「じゃあ、戦闘チュートリアルと、鍛冶・装飾・付与の生産チュートリアル、あとはスキルも試したいから、この場所で一通りやりたいんだけど、いつまでここにいれる??」
「この場所は基本いつまでもいれますが、あまり長いと、ほかの人との差が開くため、基本的には1週間ですね。」
「おっけい、とりあえず満足するまではここで練習重ねるから、付き合ってちょーだいな。」
「もちろんです!!ではまず、戦闘チュートリアルから参りますね??」
「よし。ばっちこい。」
少しすると、目の前にモンスターがスポーンした。
「ん?来たか。…って、うぉっ。」
モンスターが出てきたところで悪いんだけど…
めちゃめちゃ俺の体変わってるぅぅううう!!!!なんか目線が高くなってるし、手足が何か色々混ざってる!!!訳がわかんない!!
「ということで、この姿なに???」
「種族が変更されたことによって、最適化された結果です。鏡をどうぞ。」
「お、ありがとう。」
鏡に映った姿は、あなた誰??ってなるほどのイケメンだった。
目の色何??黒とみ空色のはずだったのに、右目は赤黒くて、左目はみ空色に見えるけどなんかキラキラしてる。
髪の色もみ空色単色じゃなくて、青系統の色が綺麗に合わさった色になってる。
あとは耳だよ。耳のところがとんがってて、羽根がついてる。
そして、やっぱり角はあるんだね。すごく大きいです。
「この姿に、戦闘時だと、爪と翼が生えてくるのか。」
「そうなりますね。」
これは早く慣れないとしんどいな。
「止めて悪かった。モンスターも出てきたし、早速やろう。モンスターくんもごめんね。」
「ガウ」
鳴き声でわかったかと思うが、出てきたモンスターは
ウルフだ。比較的序盤に出てくるモンスターらしい。
「ではまず、普通に攻撃してみてください。」
「おっけー。おりゃっ。」
「ギャンッ」
おぉ、ダメージが出たが、俺にも心のダメージが…
もふもふを攻撃するとか無理、心が痛い。
「せめて、あなたを殺ろうとしている相手はしっかりと攻撃してくださいね??そうしなきゃ本当に殺られるんで。」
「分かってるよ。そこはちゃんとやるさ。」
これはチュートリアルだ。仕方の無いこと。そう割り切るしかない、と心に誓った俺だった。
「それに、テイムをするには、屈服させることが条件。そのため、ある程度の力を示すためにモンスターにダメージを与えなければ、上手くいきませんよ??」
「よし分かったやろう。」
「……テイムとかの話になると変わりすぎじゃないですか??」
それから数分は、今の身体に慣れるのと、現実でやってきた体術が有効なのかを試すために、ウルフ相手にスパーキングなるものをやっていた。
そしてついに、
ピロンっ
【ウルフを倒しました】
【経験値が手に入りました】
【種族レベルが上がりました】
【職業レベルが上がりました】
【スキルレベルが上がりました】
「お、レベル上がった。」
「おめでとうございます!!ステータスどんくらい上がりました??」
「おぉ、種族がLv.5で職業がLv.2になってる…」
「補正がいい仕事してますね」
「ホントだよ…」
ちなみに、職業レベルは、種族レベルの2倍経験値が必要なのだが、上がったということは、補正が凄いんだな…
レベルだけ確認して、あとは練習が終わったあとに見よう。うん。
「そーいえば、今現実だとどのくらい経ってる??
1時間は経ってると思うんだけど。」
「現実だと1秒も経ってないですよ」
「えっ??そーなの??」
「あれ?話してませんか?この空間だと、時間がものすごく遅くなるって。だいたい現実で1時間経つとここだと1週間分ですね。」
「聞いてないです。」
じゃあ、練習し放題だけど、脳への負荷は大丈夫なのか??
「きっと、脳への負荷は、とか心配してるかと思いますが、大丈夫ですよ。社長直々にチェックしたので。」
「じゃあ安心だな。じゃあ練習に入る前に生産チュートリアルよろしく!!」
「分かりました。順番としては、鍛冶→装飾→付与の順でやらせてもらいます。なお、生産系のスキルはDEXに依存しますので、とりあえず自分のステータスは確認してください。」
「分かったよ。」
―――to be continued―――
今回は一旦ここまでとします!!
あと2話位はチュートリアルですかね。
ステータスの計算とかしんどくて疲れますね。
それでは、感想コメント・ブックマーク等もよろしくお願いします!それではまた!!