40. セカートの前に一仕事!!! Part2
やべぇ、まじで。
何かねぇのか……??
あ!!!!
「やっぱしこれやるしかねぇのか……仕方ねぇか。
ぶっつけ本番やってやる!!!〈精霊化〉!!」
【〈精霊化〉発動を確認。自己意識作成中……成功しました。これより、意識変換を行います。なお、記憶は共有されます。】
な、なんだ!?何がなん、だ……か………………
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「ん??あぁ、ようやっと出来たか!!新しい意識ってのが!!!」
素晴らしい!!!あと、この体の持ち主は凄まじいほどの戦闘狂だな!!!
「やはり!!我がケラヴノスの血を引いているだけあるわい。」
「ガァっ!!!」
「……」
「キュロロォ!!」
「ええぃ、静かにしておれ、今は我も力加減がわからぬゆえ、」
ドゴォォォォォォン!!!!!!!!
「勢いで殺してしまうかもしれぬからのぉ。」
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「……はぁっ!!!……はぁ、はぁ。」
今のはなんだったんだ……??
たしかに俺は動いてた。でも俺の意思ではなかった。
じゃあ一体誰が……
(わしじゃよ!!)
「わぁっ!?」
(なぁに、そんなに驚くことではないじゃろ。)
「お、驚くわ!!!!」
(ふむ、そうかのう。まぁよい。わしはお主の種族に存在しておる、雷の精霊である、ケラヴノスじゃ。よろしく頼むのう。)
「あ、あぁ。よろしく頼む、って、え??
ケラヴノス??」
(そうじゃよ。)
「えぇー!?!?!?」
(なんじゃ全く、何回も叫びおって。少しは黙らぬか。)
「っ!?!?」
(ようやく静かになったわい。さてさて、ここからは少し説教じゃな。)
「???」
(あの戦い方はなんじゃ!!!あんな戦い方じゃ勝てるもんも勝てんわ!!!使えるものは全て使え!!!お主はまだ弱いんじゃぞ、そのなりでそんなふざけた戦い方では一生強くならんわ。)
「っ!」
(ふざけるなと思っておろうが、事実、ステータスだけでは勝てないものもある。反射神経、予知、推測、敵の動きへの対応、それら全てを己が持つ技全てで対応する、それが戦いじゃ。手加減なんぞお主がやることではない、何百年も早い話じゃ。まずは今ある全てで戦い、出来る出来ないをはっきりし、そこからまた戦いの中で強くなれ。)
「……」
(よし、説教もとりあえずは終わりじゃし、喋ってもよいぞ。)
「あ、あぁ。それと、ありがとう。」
(なに、礼には及ばんよ。)
そうか、俺は偏ってたんだ。ひとつの戦い方で満足してた。龍闘術や血闘術に魔闘術、爪殺闘術までも、俺はあまり使ってなかった。
これからは使わなきゃなぁ。
(ほれ、考えに老けてないで他のやつも倒しにいけ。)
「ん?あー、他のやつに関しては、俺の仲間に任せる。」
(そうかのう?では、わしらは戦い方を復習しようではないか。)
「どこでよ。」
(異空間でな。)
「なるほどねぇ。」
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「なづな様。近いです。」
「うん。分かってる。」
ここ数日、怒涛すぎて全然追いついてない。
特に兄ちゃん!!何あれほんとに!!
今だっていきなりよく分からないモンスターと戦わなきゃいけないし、リアルで覚えてろ。
「来ました!」
「ん!!」
「グガアァァァァァ!!!!!!!!」
「あ、あれって……」
ドラゴン!?
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「ねぇねぇ、月夜はさぁ、主のことどう思ってるの??」
「……グルゥ。」
「へぇーそーなんだ!!!じゃあさ、強くなって驚かせようよ!!」
「ガゥ。」
「うんうん!いい子だねぇー、って言ってると、来たよ。」
「……!?」
「あちゃー、ドラゴン2体かぁ。こりゃしんどいかなー??」
「……ガァっ!!!」
「グガアァァァァァ!!!!!!!!」
鏡月が戦闘を終える少し前、なづなと月夜も
ドラゴンと対峙していた。
―――to be continued―――




