2. ステータス設定Part1
本日二本目です。
「《オープン・ワールド》!!」
――――――――――――――――――――――――
目の前が真っ暗になり、意識が引っ張られる感覚がした。
しかし、その感覚もすぐになくなり、目の前には真っ白な空間が広がっていた。
「おぉ、これは凄い。」
「ようこそ、<The World of Infinity>の世界へ!」
「うぉあっ!?」
なんだっ!?
「??どうかなさいましたか??」
「あ、あぁ、いや、なんでもない。誰もいないかと思ってたから少し驚いたんだ。」
「ふふっ、それは申し訳ないことをしました。
私は、この空間を管理しております、サポートAIでございます。」
「いや、こっちこそ驚いちゃったからごめんね。」
声をかけてきたのは、めっっちゃ綺麗な女性だった。なんだよ!!心臓止まりそうだったわ!!
でも何だかあれだ、このAIめっちゃ自立思考高くね??あーでも、このゲームで搭載されているAIは全部学習型?ってやつだから、それも当然か。
でも、めちゃめちゃ美人だな、AIって呼ぶのはかわいそうかな??
「そう言って貰えて嬉しいです///もし良ければ、名前つけて貰えませんか??」
「ん??あ、もしかして声に出てた??」
「えぇ、それはもうハッキリと///」
oh(´・ω・`)...
やっちまった。まぁ、やっちまったもんは仕方ない、名前どーしよ、んーー、、、
「じゃあ、安直だけど、イア、でどう??ネーミングセンスは察してくれ。」
「名前をくれるだけでありがたいので、いいですよ??でも、これから名前をつける機会があったら、その時はしっかりと名前、考えてあげてください!」
「ぜ、善処します…」
よし、乗り切った。が、しかし、一人のプレイヤーに対してここまでつきっきりでもいいのだろうか??
まぁいいか、大丈夫だからつきっきりなんだろう。
「ではでは、この上機嫌のまま、キャラクター作成に移りますねっ!」
「あ、あぁ、よろしくお願いするよ。」
「はいっ!」
そうこうしているうちに、キャラ作成が始まった。
「ではまず、キャラ名を登録してください。」
これは課題をやってる時から決めていた。
「じゃあ、『鏡月』でお願い。」
「分かりました。『鏡月』は重複していませんので、これで登録しますね。」
「おう。」
「…はい。登録が完了しましたので、次に容姿を設定し、種族を登録してもらいます。」
よしきたっ!これを待っていたんだよなー(^^)
概要は調べてあるけど、どんな職があるとか、種族とか、そういったのは一切調べなかったから、ぶっつけ本番一発勝負!ってことで、早速参りましょうか。
「容姿は現実の体をスキャンしたものを使いますか?」
「それで頼む。」
「了解しました。スキャンしたものを表示します。こちらを元に容姿の設定をお願いします。」
おぉ、ほんとに俺の体まんまだ。ここから色々いじればいいのか。
じゃあ、目の色は片目をみ空色にして、髪の色もそれにするか。にしても、色が豊富だ、目移りして困っちゃう。
あとは髪の長さを肩にかかるくらいまで伸ばしてと。こんなもんでいいかな??
「イアー、設定終わったけど、どーすればいい??」
「…へ??は、はいっ!!なんでしょうか!?」
「???いや、容姿の設定したよーって」
「あ!はいっ!りょーかいしました!次は、種族の登録をお願いします!!……思わず見とれちゃったよ~///(ボソッ)」
なんだったんだ??あと、最後が聞き取れなかった。まぁいいや。種族きーめよー。
ふむふむ、人族・エルフ族・ドワーフ族・獣人族・竜人族・魔族・etc……ってありすぎじゃね!?
ま、まぁ、俺の選択肢は一択だ、ポチッとな。
【ランダムでよろしいですか?? yes/no】
(注:変更は出来ません。)
男のロマンだ!もちのろんでyes!!っと。
デデーン
【種族『混合種』が選ばれました。これ以降変更不可となります。】
ん?混合種??なになに、3つの種族があわさった超激レアで、3つの種族によっては最強になれるよ、だと!?これは勝ちました!!もろたで工○!!
「種族決まりましたかー??」
「決まったぞー。混合種ってやつになった。」
「え!?あの超超低確率でしか出ない混合種ですか!?組み合わせは!?どーだったんですか!?」
イアちゃんの勢いが凄いです…
でも組み合わせまだ見てなかったわ。どれどれ…
『混合種』
(龍神族・天龍、雷精霊・ケラヴノス、人族・天人)
この3つか。…え??これなんて言うチーt「なんですかこのチートな組み合わせは!?」…言われちゃったよ。
「この組み合わせはやばい??」
「もちろんやばいです。なんせ、最強種族の龍神族に、雷精霊の最上位、更には人族は人族でも天人って、まさか鏡月さんラックチートですか??そーなんですね??」
「…否定できないのが辛いです。。」
確かに、昔からやたらと宝くじ当たったり、くじ引いたら特賞とか当ててたけど、まさかだった、こんな所で発揮されるとわ…orz
「まぁいいです。鏡月さんにはそちらの方がお似合いだと思うので!」
「そうか??なら、打ちひしがれなくていいわ。」
「じゃあ、種族が決まったので、次に職業を選んでもらいます。」
よーし、気を取り直して次だ次。
現実逃避してる間に終わらせよう。うん。
―――to be continued―――
ステータスについては、何回かに区切って完成させます!!
はぁー、ステータスやるのしんどいですまじ。
よく作者の人やってましたねこれ。
もう負けそうです。
感想コメント・ブックマーク等もよろしくお願いします。