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プロローグ
初投稿です。
文才も無く、誤字脱字もあるかと思いますが、少しでも長く続けられる様に頑張ります。
どうかよろしくお願いします。
仄暗い空間が広がっている、その空間に人の形を象った不気味な影が立っていた。
いや、まるで人形にコールタールを固め醜悪なヘドロでコーティングしたかの様な、それは影というよりは闇、とても純粋な悪意だけで作られた闇であった。
闇が嘲笑う。
「世界は悪意に満ちている、紛争、人種差別に、止まらない自然破壊。これも全て人間が生み出した世界を蝕む悪意」
闇が語りかけてくる、嘲笑いながら。
「だからさ、壊しちゃえばいいんだよ。こんな世界は、大丈夫、君なら出来るさ、なんたって君は…」
声が遠のいていく、まるで夢から覚めるかの様に静かに、ゆっくりと。
まずはプロローグです。