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200文字小説

オーシャンビュー【200文字小説】

作者: 白波

 そのホテルのラウンジからは美しいオーシャンビューを望むことができる。

 軽快な音楽が鳴るラウンジで窓の外を見ながら紅茶の入ったカップを傾ける。


 今日は少し風が強いせいか青い海面にはところどころ白波がたち、海岸に打ち付ける様子が見て取れる。


 それを見ながら二杯目の紅茶を淹れ、レモンと砂糖を入れる。


 別の方に目を向けると港で大きな貨物船が出港の準備をしていた。


 その後もしばらく、そこから見える景色に見とれていた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 金と権力を牛耳る貴族が、豪華客船を独り占めして、優雅に紅茶を飲みながら海の景色を一望する姿を彷彿させる、文章テクニックに感服いたしました。 [気になる点] 背後には苦しむ一般市民。金も名誉…
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