表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
眠り王子  作者:
謁見
1/12

王子。①


この世界は夢物語とは違う。



「……もういいや。」



月明かりが差し込む部屋で、一人の少女が呟く。

そして携帯をベッドへ放り投げた。

画面には最近まで上手くいっていた彼氏の名前。


だが、そう思っていたのは少女だけで相手はとうの昔に彼女の事などどうとも思っておらず、ただの飾りだけの恋人にすぎなかったようで。


よくあるお話なら、此処で愛の力が試されて二人の仲がより親密になりました―――何て事もあるかもしれないが、生憎少女が生きる世界は紙の上でも誰かの頭の上でもないわけで。


少女から数えて約三ヶ月の付き合いは、彼女が現実を思い知った瞬間に呆気なく終わりを告げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ