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私たちの世界  作者: 茜音
5/12

名前

「はぁ…はぁ…」


恥ずかしすぎて


逃げてきてしまった(泣)


「今頃、女子達はキャーキャー言ってんのかなぁ~…?」


「確かに!言ってるでしょ!!」


「……ギャーーーーーッ!か、海翔君!?」


「抜け出してきた(笑)」


海翔君は、笑いながら


私の横に座った


「な、何でここが分かったの?」


「んー?かんで走ったら田坂さんがいた」


「…………………」 


「…………………………」


ヒャーーーー


2人とも沈黙って


気まずい!


「あっ!じゅ、授業大丈夫なの?」


「俺は大丈夫だけど…田坂さんは?」


「科目による…」


「一時間目は、確か英語だよ」


「あー!なら全然大丈夫!!」


「「………………………」」


ま、また、沈黙が!!


「あのさぁ…」


次は、海翔君が口を開く


「あっはい!」


「田坂さんの下の名前蘭だよね?」


「えっ?ぅん///」


なんとなく名前を呼ばれた感じがして


顔が熱くなった


「蘭って呼んで良い?」


「…………どぇぇぇーーーーッ!」


「ブッ…アハハ(笑)『どぇぇぇーーーー』

って!!アハハハハ(笑)…腹、いてぇ(笑)」


「………今私、笑われてる…?」


「めちゃくちゃ笑われてるwwww」


「///////////」


「で…?返事わ?」


「えっ…?」


「蘭って呼んで良いか?」


「///////ぅん/////」


「じゃあ、蘭で!」


「海翔君のこと海翔って呼んで良い?///」


めっちゃ勇気振り絞ったで!


断られたらどーしょー(泣)


「良いに決まってんじゃん!!」


「本当…?」


「うん」


「ょ、よかった…」


「…………蘭?…」


ドキッ…


「……は、はい////」


海翔はニコッと笑って


『1日で急接近したな!』って言いました


「………海翔?…/////」


「はい」


名前を呼ぶと


私の顔をしっかりと見て


返事をしてくれることがものすごく


嬉しくて


泣きそうになった

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