恥ずかしい
「海翔君のこと好きになった?」
「ふぇっ!?」
「はっはーん…図星か(笑)」
「ベ、別に!そんなわけ…」
海翔君の方をチラッと見ると
目が丁度あった
「///////」
顔がやばぁい!
海翔君はニコッと笑って
手をふった
「そ、そんな!!好きとかマジあり得な…」
心が私をじっと見つめていた
「あり得な?その先は?」
「あり、あり得な……く無かった」
「キャーーーーーッ!!」
「ちょちょ!心!」
「蘭もやっと乙女になったなぁ(泣)」
「もぉー!泣いてるふりしてもバレバレ!」
「あっ!バレた?」
「うん」
「まっ!そんなことはいいよっ!早く教室いかないと取られちゃうよ!」
「うぅ…」
心が私の手を引く
「もぉー!早く!!」
「うぅ…」
とかなんとか言いながら
全速力で、教室に向かった
「はぁ…はぁ…ちょ…心、早い!」
「ごめんごめん!!興奮してつい(笑)」
「ついじゃねぇーよ!」
「てか、早く行こ!あの黄色い歓声に海翔君取られちゃうよーー!」
そう
私たちが会話をしている間
ずーっと
教室から、女子達の
黄色い歓声が聞こえる
「な、何か恥ずかしい///」
「蘭!!何言ってんの!?これから海翔君といろいろしゃべったりするのに今、恥ずかしいっていってたら持たないよ!」
「だって…」
「はい、はいもう良いよ!入るよ!」
「あぃ…」
心がドアをガラッと開ける
結構大きい音だったのに
黄色い歓声で埋もれて
なにも聞こえない状態
だけど、
ある人だけは違って
「あっ…!田坂さん!!」
ん?名前誰が…?
「蘭!!」
「ん?」
「海翔君!!呼んでたよ!」
「えっ!?」
海翔君の方を見ると
手を上下に振って
「田坂さん、こっちで話そ?」
とか、言って
まるで、アイドルスマイル
でもよーー…
周りの女子の視線が痛い
「えっ…あっ…」
動けない私を
心が押して海翔君の所へ連れて行く
『ほらほら』とか、言って!!
「おはよう」
「ぉ、おはょ//////」
「挨拶はその人の顔を見る!…分かった?」
「////////ぅん」
「じゃあ、もう一回!!おはよう」
「////////////////////////」
無理に決まってんだろ!
「…無視?」
「///無理です…///」
「何で??」
「言えません!!!!」
「そっかあー。」
「じゃ!///////////」
私はただその場を逃げたかった
死にそうに
恥ずかしかったから
やっと、4話まで行きました( ´艸`)
次回も、見てくださいm(_ _)m