表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私たちの世界  作者: 茜音
11/12

「「どぉぇぇぇーーーーーー!?」」


クラスのみんなが叫ぶ


なぜかって??


そりゃあ……ね?


自分自身で説明したら


現実って分かっちゃうから


言いたくないんです!(泣)


「心!!(泣)」


「アハ(笑)ごめんごめん(笑)」


「最低………」


「ごめんってば!」


そんな話をしていると


ある男の子が


『てか、さっきの話しマジカよ!?』


と、言い出したら


他のみんなも


『ほんと!?』 『イヤー(泣)』


とか口々に……


でも、一番苦しかったのが


女の子の泣く声


あ、私あんなに可愛い女の子泣かせちゃってるんだ…


「蘭…?」


そんなことを考えていると


海翔が声をかけてきた


「…ごめんね、心があんなこと…」


「……ちょっと、黙っててね」


「えっ?どーゆー……」


私の声を最後まで聞かないまま


海翔は教卓にいって


言い放った


「……みんな聞いてください!」


そう言うとクラスがざわついていたのが


嘘のように静まった


「…俺と蘭は確かにつきあってます」


「えっ!?ちょっと!?」


「蘭は黙ってろ」


「…っ!!」


「遊びでもなんでもない。真剣だ」


海翔が言うと


クラスがまたざわつき始めた


そして、ある男の子が言った


「本当に本気なのかよ!?」


その一言をきっかけに


みんなが口々に言いたいことをまた言い始めた


海翔に向かっての声


泣く声


私に向かっての声


それぞれが思ったことを言っている


その中でたれが言ったのか分からないけど


はっきりそれだけは聞こえた


『海翔君にあいつなんてつりあわねぇーだよ』


それが聞こえた瞬間


バンッ!!


大きな音がした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ