剣聖とは剣に魅入られた者 伍
司『あれは何?』
神宮司『進化した?』と二人を除き、何が起きたかわからない様子だった。しかし、九十九、梅原は何が起きたか理解した。その上で九十九は『進化してないよ。あれは回帰だ』と答える。梅原は何も言わなかった。その上で梅原の頬には冷や汗が流れ、九十九は笑っていた。
大和 龍 出身極東の国 身長198cm 200年前 聖戦勃発120年時に活躍した剣士、その功績から剣聖と呼ばれる者、しかし、彼の功績は未だに謎であった。なぜ剣聖と呼ばれるのか。なぜ死んだのか。全てが謎である。
シンキ『まぁ、それが剣聖大和龍よ。』
アリス『ふーん、お母さんは知らなんの?なんで、剣聖となったのか?』
シンキ『知らないわ。あの頃は私はそんなに頻繁に戦ってなかったから』
アリス『そんなんだ〜』
シンキ『でも、フロニテなら知っているのじゃないかしら』とふふと笑う。
司『なんで、こんな状況で笑ったんだよ。九十九』
と剣聖の圧にピリピリしているようだった。しかし、九十九の発言により、以前より感じていた違和感が確信に変わる。
九十九『難しい方がゲームは血沸くのさ』
司『お前、そんな戦闘狂だったけ?』と驚く
そんな会話をしていると構えていた。剣聖がついに動く。それは至って簡単な動き、ただ刀を横に薙ぎ払うだけ、しかし、その横薙ぎは凄まじき威力だった。
神宮司・司・梅原・リリ・九十九『しゃがめ!』といい、瞬時にしゃがむ。しかし、反応できなかった脚力強化のクラスメイトは下半身と上半身が真っ二つになり、死亡した。
司『これが本当の剣聖の力か』
永江『もし、九十九君が無理矢理しゃがめせてくれなかったら』と考え、背筋が凍る
神宮司『一体何メートル離れていると思ってる。物理法則もクソもねーな』とその場にいた全員に激震走る。
九十九『まぁ、魔法がある時点で物理法則もなんでないも同然だけどね〜ハハ』と笑う。しかし、真面目な顔に戻り、『リリーと永江以外全員攻めろ。回避は俺が全部する』といい。その場にいた全員が驚く。
リリー『それはあまりにも危険すぎる。一回でもミスれば、その人は死にます。さらに、もしできても、脳にかかる負荷は途轍もない下手すればあなたは植物状態に何ますよ?それを分かって上で言ってます』と九十九を睨む。しかし、なんとも戦闘狂らしく、九十九らしからぬ返事が返ってきた。
九十九『まぁ、最終的にはそうなるんだろうな、でもさ〜、できないわけじゃないんだろ?つまりは時間制限があるという認識でok』
リリー『そうですね。それとこれでは話が違う!』
九十九『いいのいいの、時間制限がある方が燃える』とその顔は正しくワクワクしている挑戦者の顔だった。そして九十九は『じゃ、やろうか。剣聖』と龍に向かって、いい放つ。
龍『こい』
九十九『じゃ、みんなー構えろー』と言われ全員が構える。そして、
九十九『a you ok?』
司『え、マジでやんな?』
神宮司『責任は自分で取れよ』
梅原『出来れば身内は死んでほしくないけどねー』とため息をつき、『わかった』という
リリー『できる限り、回復するけど、それでも時間の延長でしかないからね』
永江『死なないでね』と心配する目で九十九を見る
九十九『Retina fight!』といい5人は同時に走り出す。リリーと永江は異能を展開する
車校がだるい




