剣聖とは剣に魅入られた者 参
バーにて
リリ『君、晶くん好きでしょ』と言われ、慌てふためく永江さんとその様子を楽しむリリー。しかし、リリーの顔は少しづつ曇りはじめた。
リリー『君たちはさ、双銘様の後継者として呼ばれたんだよね?』と声のトーンを下げて話す。永江は『はい』と真っ直ぐにいう。
リリー『なら、早めに言わないと後悔するよ』
永江『え、それってどうゆう?』
リリー『君たちは遅かれ早かれ、命を賭けた戦いをするでしょう。そうなった時、最も容易く命を持っていくでしょう』いつしか、永江さんはその話を聞き入ってしまう。
リリー『無論、好きな人もね』
永江『!!』
リリー『それが戦争なんだ。初恋の人も、愛を誓い合った人も、等しく奪うそれこそが戦争の辛さなんだ。そんな環境に君たちは遅かれ早かれ身を置く。だからさ、早く言わないと後悔するよ』
"ナレーター"『それを聞き、永江は考えた』
晶くんは頭いいし、良くも悪くも現実を見ているから、引き際の判断すごい早いんだよね。だから、大丈夫だよね?と剣聖との戦いの最中、晶を見る。
先に仕掛けたのは神宮司であった。そこに合わせるようにりゅうは袈裟斬りをする。そこをクラスメイトが受け止める。そして、もう一人のクラスメイトが剣聖の顔面を蹴飛ばす。剣聖は数メートル吹き飛んだ。
司『どういうことだ!結構強くね?こいつら』
晶『すっごいキャラ崩壊してんじゃん』
梅原『いいから話せや!』
晶『こっちもだ。まいっか。スキル、脚力増強と、防御強化のやつ連れてきた。お前らを除き、最強の二人だ』
リリー『二人のスキルの詳細は?』
晶『説明している暇あると思ってる?』というとリリーはふふと笑い、『そうですね』と微笑んだ。
晶『こっからは、策などない、己の実力だけで切り抜けろ。剣聖攻略戦だ』
神宮司『お前、リーダーかよ』というと、ニコッと笑って見せた。しかし、その笑顔はとてもかっこよかった。
晶『押し切るぞ』いうと皆が『了解』と了承した。
防御強化のクラスメイトに神宮司『合わせろ』というと『OK』と返ってくる。二人は正面からゆく。
すると線のような横薙ぎが飛んできた。しかし、その横薙ぎは防御強化のクラスメイトの盾によって、防がれる。神宮司は剣聖の胴体に突きを叩き入れる。さらに剣聖の背後から脚力増強のクラスメイトの蹴りが入れられる。3人の攻撃に元々ボロボロだった剣聖の鎧がさらにボロボロになる。
流石は拳一対多の戦い方を知っている。すぐさま、横に逃げ、3人を正面に捉える。そのまま、四人の攻防戦が始まる。
リリー『すごいねー、流石は双銘様の後継者てところが、たかが数ヶ月でここまでなれるものかな〜、そうは思わない、二人とも』
永江『私はなんとも』
晶『俺もちょっくら攻めるか』といい、瞬間移動をする。そして、『覇!』と見事な発勁を剣聖に叩き込む。剣聖は『吹き飛び、桜の木に激突する。すると、桜の花びらが綺麗に散る
テス勉大変だー




