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そう、この物語は英雄譚である  作者: キリオン
第3章剣聖編前夜祭
87/99

実は

双銘『さぁ、あとはこいつを調整するだけだよ』

梅原『えー』と気だるそうにしながら、倉庫を後にした。

双銘はとある崖で、夕日を眺めていた。そこにとある者がやってきた。

???『珍しいですね、一人とは』と言われ、双銘は声の方向へ視線を向けた。そこにいたのは、九十九 晶であった。双銘は『おやおや、ここに人が来るとは珍しい』と返した。

九十九?『ええ、散歩が趣味でしてね、それでたまたまいい場所を見つけて、たまにきているんですよ』といいながら双銘の隣に歩いてくる。

双銘『そうだねー』といい、二人で夕日を眺めてる。少しして、双銘は九十九に語り始めた。

双銘『今日は久しぶりに、一人の時間なんだ』

九十九?『そうですよね、一応、国家の要人なんですし、護衛の一人ぐらいいますもんねー、毎回』

双銘『そ、ここは二人きりなんだ。だから、"本当の君"を見せてくれないかい』と言われ、九十九は少し沈黙した。そして、『何だ、バレてたか』といい、どっからともなく剣を出し、その剣は双銘の首元まで迫る。

双銘『その剣やはり、君だったのか』

九十九?『いつから気づいていた』

双銘『気づいたわけじゃないさ。ただ、君を見た時、違和感があった。君の中にある異質な何か、漆黒と言ってもおかしくない魔力。何か君にはあるんだなとすぐにわかったさ、だけど、それが何かはわからなかった。でも、その剣を見て確信した。君の正体を』そして、九十九になり変わっている者の正体をいう。

双銘『かつて、天魔戦争を起こし、双銘と血を血で洗う戦いをして負けた。世界で四人しかいない世界級の人物。破壊者 カタストロフィーだろ』

カタ『正解。しかし、それはお前にも言えるだろ。"レイン"』というと、目の前のやつは、面とマントを外し、本来の姿を見せた。その容姿は、白髪で和風チックな服を着る幼女の見た目で可愛い容姿をしていた。

レイン『いやはや、バレていたか。クラウシスには、通用したのだかね』

カタ『クラウシスはさほど強くないだろ。当たり前だ。アレルとかならわかるが』

レイン『アレルにはちゃんとバレし、雅羅に後で聞いたら、ちゃんとわかっていたらしい。けど、何だかんだ言って、お芝居に付き合ってくれたよ』

カタ『揃いも揃って、故人に執着しすぎだ。死んだものは戻ってこないそれは双銘も同じだろ。その上で不愉快だ。敵同士だったとはいえ、かつて、私と張り合った盟友になりすまし、名を語るというのは』

レイン『それはすまなかったね。でも、いい魔法だろ。他人の動きをコピーする魔法は』

カタ『尚更、不愉快だ。ここで死ね。根源の大賢者』というと『ただで殺されるとでも』と返す。

そして、二人は戦闘体制に入った。しかし、カタストロフィーは突如として『ストープ!』と声をあげる。カタストロフィーの頬から口を出して喋る。九十九。

九十九『流石に全力でやられると体がもたない。少しは自重してくれ』

カタ『すまない』

レイン『どういうこと?』

九十九『あ、ただ、こいつが俺の中にいるだけの関係』

レイン『お前、どんな態勢からしゃべっているんだ!』

カタ『これを態勢というのか?ていうか、キモいねい、テメェ!』

九十九『体のこと考えると、どっかというとお前じゃね?』

カタ『それは、そう』

九十九『とりま、変わってくんない?』

カタ『あ、すまん』といい、かわり、いつもの九十九に変わっり、『帰りますね』といい。その場を後にする

ということで、まだ、双銘は出してません。後もう少し、先で完全体双銘を出します。ちょっとお待ちください。あと、双銘の株は基本的に下げないようにします。

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