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そう、この物語は英雄譚である  作者: キリオン
第2章月編後半
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理想郷の為に〜伍〜

アリス『いいから早くなんでサグメが混沌級中位ぐらいなかいえー!』

シンキ『少しは待ちなさいちゃんというから』というとアリスはムスッとした顔をする

シンキ『あの子の異能は正直厄介すぎるのよ。厄介性だけなら双銘をも超える』

アリス『はー?お父さんを超えるのあの人が!』

シンキ正直、双銘の能力は厄介で強いけど、対策というか、攻略する方法は割とあるのよねー"できるかは別で"、でもあの子の異能は対抗策が一つしかないのよ。しかも、対抗策と言っていいかわからない感じなのよ』

アリス『その対抗策て何?』

シンキ『それがあの子が混沌級中位で止まっている理由。時間を稼ぐ』

アリスは『は?』とわからない様子だった。

シンキ『なんでいうか、身の丈に合ってないのよねあの子の異能は。例えるなら赤子が100キロある剣を振り回す感じかしら』

アリス『到底、無理な話ね』

シンキ『そう無理なの、身の丈に合わない力は自分を傷つける。故に双銘はあの子の異能はを封印した』

アリス『世界級の能力をどうやって。あと封印するときは魔法陣やそれに準ずる物が必要でしょ!あの人にはそれがない様に思えるのだけど!』

シンキ『あるじゃない?四六時中付けていても違和感ない物が』

アリスは首を傾げる。するとシンキは自分の指を指した。アリスはそれを見てピンと来る。

アリス『結婚指輪!』シンキにっこりと微笑みながら、紅茶を啜る。

雅羅は変わらず、最低限の防御をし、攻撃を続ける。青の服は真紅に染まり、口からも血が垂れるなど既に雅羅の体はボロボロだった。だが、雅羅が選んだのは、攻撃し続けることだった。だが、サグメの頬には汗が一滴垂れていた。

アリス『そんで、どうゆう能力なの?』

シンキ『口に出した全ての事象を引き起こす。所謂、森羅万象を司る能力よ』アリスは驚く。しかし、シンキは『ただ』といい。アリスは『どうしたの?』と首を傾げる『身の丈に合わないて話したわよね』アリスは頷く。

シンキ『そのせいでね。あの子能力を使い過ぎると命に関わるのよねー』

サグメ『ぶっと』といかけると、サグメは血反吐を吐く。その様子を見て、雅羅は笑う。そして、俺の勝ちだな、サグメ!』という。

サグメは『たとえ、私が死んでも、あの子を、あの子達を、月を守る』と思い、最後の力を振り絞り、

最後の言霊を言いかけるが、誰かに止められた。

気づいたら、イデアルやミリアル、司たちいわば、上陸隊全員が安全な高台にいた。

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