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そう、この物語は英雄譚である  作者: キリオン
第2章月編前編
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月の使者

月編スタート

昨日の宴会は楽しかったけど、お酒飲んじゃったから、体が重いそれは俺だけではないようだ。みんなに覇気がないていうか、元気がないようだった。その様子を見てワイド先生が『お酒はある程度耐性がないとそうなるよ。多分一気に飲んだんだろ、ちょっとづつ飲まないと』と呆れた顔も声でいう。そして、二日酔いの状態で授業が始まった。

同刻、月にて

月の要人A『聞いて通り、人間たちは異世界召喚をし、新たなる英雄を召喚したようです。それに対して、諸外国の外交における答弁には、双銘殿の代わり元い後継者として召喚したとのことです』

月の要人B『双銘の後継者とは、戦争でも始まるかなのかあの国は』

月の要人C『ですが良いのではありませんか?なぜなら、双銘殿は、すでに死亡しておられる。これでは、双銘殿の名のもとに築き上げられた平和がいつ崩れてもおかしくない。これを機に新たなる秩序を作るのもまた一興かと、あの戦争であったのは人間たちなのですから』と懐疑的な意見もあったがおおむね賛成の様子だった。とある男の言葉までは、

月の要人D『聞いてられんな』と声を荒げていう。

要人C『なぜです?李張華(リーチョウカ)殿』

張華『まず、双銘殿の後継者とはというのがまず有り得ん、知っているはずだあの男の圧倒的な強さを、神さえ畏怖したあの強さを』というと周りが黙る。そんなのお構いなしに続けた。

『私は直接戦い、その強さをこの身に刻みつけたからわかるがあの男を超える者は金輪際現れん』といい、肩を触るそう、張華は隻腕である。張華の発言に対し、要人Aが『つまり、張華殿はこの無断で召喚したこの国際法違反は糾弾すべきだと?』

張華『いいえ、そんなことは微塵も思っていない。国際法の召喚に関する内容では、戦争目的での召喚を禁ずる出したよな?私が言ってるのは、双銘の後継者は務まらない、たとえそれが神であってもです。その上で進言させてもらいます。実際に使者を送り、しかと精査するべきでしょう』

要人B『なら、誰を送るのです?そこからでしょうその精査をするという任務が務まるもといできる人材がこの小さき都のどこに?そういうのは、しかと細かなところまで知った上で発言してもらいたい』

そういい、張華の話をバッサリ切り捨てる者たちそこに手を挙げるものがいた。そして、その場にいたものは手を挙げた者へと視線がいった。そしてその者の発言はこの議論を終わらせた。

???『私がその使者として会いに行きます』

皆がその発言に動揺が隠せない様子だった。そして、その動揺を鎮めたのは月の王だった。

月の王『確かにお前であればこの任に不足なし、故に、貴公に使者として地上に降り立つことを命ずる。良いな"サグメ"よ』

サグメ『はい、この稀月(キヅキ)サグメその任、精一杯努めて参ります』

前夜祭が長くなって申し訳ない。そして、この話が面白いと思ったら、知り合いに勧めてきてください。先に言っておくと割と月編は短いです。正確には月編のメインの話が割と短かったりします。

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