饗宴 壱
クリムゾンの一件の謝罪として、魔王会議の後に行われる宴に招待してもらった。
俺たちはシンキさんの城に来ていた。案内された部屋はとても広く、豪華な料理が並んでいた。そして、口喧嘩をする魔王たち。そこにシンキが『いつまでやってるのかしら』という。すると魔王たちは、口喧嘩をやめた。そして、『昨日話したように、この子達も参加させるわ』というので魔王たちはそれぞれ挨拶をした。よろしくやよろしくな、みたいに十人十色だった。するとシンキさんが王座に座り、グラスを持って、『かんぱーい』というと魔王たちを含めるその場にいる全員が『乾杯』といい料理を食べ始めた。俺たちも便乗して、食べ始める。雑談を挟みながら。
俺は気になったことをフロニテさんに聞いてみた。
司『フロニテさん』
フロニテ『どうした?』
司『魔王で1番まともというか、常識人て誰ですか?』
フロニテ『あー、それは間違いなくフレイだな』
司『なぜ?』
フロニテ『理由?、それは、まぁ、1番に私たち魔王のまとめ役だからな、別にそういう役職はないんだが、いかんせん皆が個性が強いからな自然とあいつがそういう役になった。一応言っておくと次にまともなのがシルバーだな。あいつは無口だが、身勝手というか非常識なことは基本せん。次に私、アレスあとは奴らは色々と狂っていて甲乙付け難い』
司『へー』という会話をしているとキラさんが『嘘つけーお前も狂ってる側だろがー』と叫ぶとフロニテさんが『あー完全に酔ってる』と困り顔であった。
フロニテ『あーそういえば、言い忘れていた。シルバには好意を抱かれるな』と必死な顔つきでいう。
俺はそれに『なぜ』と聞くとフロニテさんは『あいつは愛が重すぎる』というのでヘっという顔をした。
フロニテ『あいつはかつての主人、先代魔王にその生涯をかけて尽くした。』
司『別にいい部下だなと思うんですけど?』
フロニテ『ここだけ聞くな、魔王の生活の全てをして、魔王を討伐しにくる勇者を始まりの村で殺して、魔王逆らう奴らを裏で暗殺もするこんなやつが、普通だとでも、それ以外が完璧なんだよあいつは』と恐怖の表情を浮かべた。
すいませんまだ二章いかないです




