はじめに
この物語は『病院の僧侶 と家賃という悪夢にしばられた医者』の続編です。
こちらは続編から読んで良いタイプの話ではございません。前作からの登場人物のかけあいを読んで楽しめる内容になっております。
前作の『病院の僧侶 と家賃という悪夢にしばられた医者』は医療ミステリーです。
僧侶が主人公なのですが、主人公はいつの間にか病院の仕事に参加しています。
魔法で患者を透視して、医者が病巣を取り除き、最後に僧侶の主人公が回復呪文を使って簡単に手術を終わらせる、そんな話です。
ユニークな患者やキャラクターを登場させています。
↓前作の第一話はこちらからリンクできます。
https://ncode.syosetu.com/n5015hm/1/
ミステリーの部分は最後の患者の病気にあります。最後に現れる患者を、僧侶で主人公のサーキスは治すことができるのか、最後の患者は誰なのか、病名は何なのか、そもそも治療が可能なのかが最大の謎になっています。
少し序盤のあらすじを付け足しますと、あるところに不思議な医者がいました。そのお医者さんは魔法使いと僧侶に呪文で手術を手伝ってもらい、患者の悪いところを切ってあっという間に治してしまう、そんな凄腕の医者でした。
しかしながら、近所にある旧態依然とした僧侶の寺院がその病院に嫌がらせを決行、次々と病院の僧侶が辞めて行きます。
このままでは毎月の家賃が払えません。悪魔のような大家さんの督促に医者のパディ・ライスは頭を抱えてしまいます。
そこでたまたま患者として現れた僧侶のサーキス。なしくずしに医者のパディ・ライスから病院で働くようオファーされます。
それでいて、あまのじゃくのサーキスはなかなか首を縦に振りません。さらにサーキスはどこからやって来たのか、なぜ僧侶になったのかを一切語ろうともしません。
パディ・ライスは僧侶のサーキスを病院に永久就職させることができるのでしょうか。そして毎月の家賃を支払うことができるのでしょうか。
https://ncode.syosetu.com/n5015hm/1/
前作の第一話です。