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恋です。

恋です。4話

作者: 新垣新太

飯塚のファインプレーにより、藤川を救った数学の授業の翌日。お昼休みの飯塚のご飯は、売店で買った菓子パンだった。カバンから菓子パンを取り出そうとした時。飯塚の机の上にお弁当がひとつ置かれた。


飯塚「え?」

藤川「飯塚、だっけ名前?昨日の数学の時、助けてくれたから。食べてよ、一応手作りだから」

飯塚「うん。いや、昨日は問題がわかったのあそこだけだったから。そんな気にしないで良いよ」

藤川「ウチさ、料理作るの好きなんだよ。だから、他にもまだ作った弁当があって、友達にも配ってんの。ありがとうの気持ちだから、食べろって」

飯塚「あ、そうなの?、、じ、じゃあ頂くよ」

藤川「うん、じゃね!」


そう言って、藤川は友達と一緒に教室を出て行った。飯塚は出しかけた菓子パンをカバンに戻し、机の上に置かれたお弁当を開けた。


飯塚「うわ。うまそう。これ本当に藤川が作ったの?料理得意なんだ、すごいな」


わっぱのお弁当に入った中身は、厚焼き玉子にタコさんウインナー。ポテトサラダにプチトマト。アスパラベーコンがご飯の脇に綺麗に詰められていた。そして、白いご飯の上には、何故かハート型の桜でんぶが良い存在感を放っていた。飯塚の口元からは、よだれが出ていた。


カシャッ


飯塚は一眼レフカメラで、こっそり藤川が作ったお弁当の中身を撮った。

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