絶望
死んだ。
護れなかった。
いや刹那、俺は...
ただ一人彼女だけは守ることは出来た。
強い娘だ、それに俺よりも才が、輝く物を持った娘だ。
だから、きっと大丈夫、彼女に任せておけば世界は救われる。
俺にしては良くやった、最高で最善な選択だったと思える、悔い無き最後だ。
あとは任せた............................................................
消えない、意識もしっかりしている、ここはどこだ?
館の中、どこの館だ?
死後の館といえば、戦死者の館ことヴァルハラを連想するが...
俺は日本人だから、輪廻転生とか、三途の川的なものをイメージしていたのだが。
実際は西洋文化が正しい死後の認識をしていたという訳か?
冗談を言ってる場合じゃないな。
身体は動く、ならば前に進もう、また生き恥を晒すとしよう!