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ネットで関西弁がよく用いられる理由

作者: 山田マイク


 ネットやSNSでよく使われる関西弁。(正確な関西弁ではなく、ネットスラングの「猛虎弁」と言うんですかね)

 これは某巨大掲示板から派生しているらしく、今ではネット上で、関西人じゃなくてもみんなよく使いますよね。


 何故、ネットでは掲示板を超えて、老若男女にこの言葉がよくつかわれるのか。


 それは「方言を使うとなんとなく表現が和らぐから」だと思うんです。

 あと、独特のおかしみもありますよね。

 例えば「なんでや」と「なんでだよ」は同じ意味なのに字面だけでもだいぶ和らぐ。

 「本気じゃなくて冗談だよ」というニュアンスが入るんですよね。

 ネットというのは文字だけのやり取りだから、実際に会話するよりこの「ニュアンス」が圧倒的に足りないんですよね。


 普通、人と人が会ってコミュニケーションをとるとき、その人の表情や口調、リズムなど、言葉以外にも様々な情報も同時にやり取りしています。

 しかし、ネットでは「言葉」オンリー。

 それしかない。

 その結果、別に怒ってないのに怒ってるように見えたり、冗談でイジってるだけなのに本気で貶してるように見えたりする。

 これがネット社会によくある殺伐とした雰囲気の要因の一つだと思います。

 文字だけで人間の繊細な感情を表現するのは大変難しい。


 それを補うのに、「方言」というのはとても優秀なツールなんですよね。

 つまり、文字だけで行われるコミュニケーションにおいて微妙な機微を表現するのに、このエセ関西弁というのはとても有用で便利なのではないかなと思います。

 だからとても使い勝手が良くこうしてネット全体に広まっていったんだと思います。



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