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短編集

強迫観音

作者: _






 強迫観念に囚われませんか?


 ああ、間違えました。強迫観念教に入りませんか?


 何もしていない時があなたに存在するでしょう。


 私には存在しません、何かしら動いています。


 頭の中も、体の骨も、骨の組織も。


 あなたは動きたくないと言って動けない時がありますね?


 私にはありません。


 強迫観念様がどうしたらいいのか教えてくれます。


 本当に動けない時は、カツを入れてくれます。


 頭を斬られた魚のように怠惰なあなた。


 確認を怠るあなたのことです。


 真逆な私は貪欲と言われるでしょうか、おかしいと言われるでしょうか。


 おかしそうに見ているあなたも強迫観念教に入りましょう。


 入れば助言が頂けます。


 神様はきっと、あなたに怖い口調でこんなことを言います。


 外に出たらカバンを見ろと、鍵穴を見ろと、ガス栓を見ろと、スマホを見ろと、ポケットの切符を見ろと、カバンを見ろと、テレビは消したか、エアコンは切ったか、ストーブは切ったか、カバンは見たか、定期的に確認しろと。




 すべては実際に問題となりうる可能性が非常に高確率で確実にほとんど、有り得たりしなくもなかったりするようですからしいですよ?









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― 新着の感想 ―
[良い点] なぜか、何度も読んでしまう味があります。 確認する項目を忘れるのはもちろん、確認することすら忘れる私にはこれ、いいかもしれません……だがガス栓とストーブは、ドアを出る前に言ってほしいです神…
[一言] ぼーっと行動するとたまにありますね。 そんな時は行動するごとに声に出すか頭の中で確認するといいかなと思います。それでもダメな人は脅迫観念教に入るのがいいのかな。
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