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ぼくが異次元の穴に落ちた日  作者: 杏堂 みらの
1/1

──プロローグ──



───Q.質問です。あなたは、異次元の穴に落ちた事がありますか??




どうやらぼくは、たった今落ちたようです…………。



これは走馬灯だろうか。

昔の思い出が頭をよぎる。




なぜこんな事態になったのか説明する前に、自己紹介をさせて下さい。




ぼくの名前は水無雲ミナグモ カイ



小さい頃の夢は正義のヒーローだった。



ある日見た映画で、主題が近未来の世界だった。

その時から近未来や、見たことのない世界、物に憧れていた。


ちなみに正義のヒーローになりたかったのは、その映画の主人公がきっかけだった。



主人公が青い車に乗っていて、それがオープンカーなんだけど、彼を狙っている悪の神が空から地獄の檻と繋がっているブラックホールを開いた時、空を飛んで無事脱出した俳優を見て格好いい!!と思い、よく彼を真似してコスプレをしていた。



…………ぼくは平凡な男子で、ただ日常を平和に過ごせればそれで良くて、笑顔に包まれた世界になったらいいな、とか思ってるのに、な・ぜ・異次元の穴へ吸い込まれたか。




それは…………




たまたま期間限定のアイスを買いに行こうかと自転車を飛ばしていたら、急に自転車のタイヤが壊れ、いきなり地面に、ぐるぐると回る変な穴が現れてぼくを吸い込んだ。



はい、それだけです。




───ここで質問です。


Q.あなたは、異次元の穴へ落ちたらどんな反応をしますか??


Aその1.とりあえず気絶する。


Aその2.泣く。


Aその3.悲鳴をあげる。





ぼくは、この3つのどれでもない。


「うわー、凄い!! ヘンテコな穴に吸い込まれてる!! あの映画みたいだ!!」


はっきり言って、テンションが上がってた。


………冷静になるまでは。


どうしたらいいんだろう。

穴のぐるぐると吸い込まれるスピードが速くなってきていて、はっきり言って吐きそう。


うわー、気持ち悪い。


このまま気絶しちゃうのかな………。

ああ、期間限定のアイス……………。

皆さん、初めまして!


杏堂みらのです。

本日より連載させていただきます『ぼくが異次元の穴に落ちた日』をどうぞよろしくお願いします_(._.)_。


暖かい眼で見守っていただければ幸いです´ω`*



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